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ふりかえりカンファレンス2024に参加してきた!ふりかえりって意外と深いんだな...

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概要

先日「ふりかえりカンファレンス2024」にオンラインで参加してきましたので、自分が特に良いなと思った内容を2つだけピックアップできればと思います!(だいぶ前のことですが...)

なぜ参加したのか

  • ふりかえりの重要性をスクラムを通じて実感した。もっとふりかえりを有用なものにしたいと思った
  • ただふりかえりってどうやって改善するのか分からん

要約すると上の2つです。

私の所属しているチームではスクラムで開発をしているため、スプリント(1週間)に1回レトロスペクティブの場があります。

このレトロスペクティブを通じて、個々人が思っていることやモヤモヤしていること、感謝の気持ちなどを自由に書き出して、次のアクションに繋げるということがうちのチームではできています。

実際にアクションを行なって改善したこともあったし、微妙だったこともありますが、とにかく改善しようとトライを継続できています。(良いチームだ!!!)

これらの改善のアクションができたのはチーム全体が集まって話す30分の「ふりかえりのためだけの場」があったからで、日常業務をしていただけではできなかったのかなと思っています。

そんな有益なふりかえりの場すらも改善できたらもっと良いスクラムのサイクルができるのではと思っていたところにちょうど同僚の方が紹介をしてくれたので、今回イベントに参加してみました。

そもそもふりかえりカンファレンスとは?

ふりかえりカンファレンスは、 ふりかえりを実践している方々、ふりかえりに興味がある方々に向け、マインドセットや新しい手法の提案などに加えて、ワークショップでふりかえりを体験できるカンファレンスです。

全世界どこからでも参加ができ、エンジニアに留まらず、どんな職種の方でもどんな業界の方でも、学生も、どなたでもご参加いただける、交流の場を目指しています。ふりかえりを体験したい方、お気軽にご参加ください。

と、公式の説明にありまして、本当にその通り、ふりかえり手法の紹介や、ふりかえりを改善した実例の紹介など、とにかくふりかえりに関わることを深掘りするカンファレンスでした。

話の内容もIT関連に限らず、保育の現場でのサンプルだったり、学問的な「内省」の話だったり等、色々な切り口の発表が多かったです。

オフライン参加の人たちは、セッションの間にふりかえり体験アクティビティ?みたいのもしてたみたいです。

気に入ったやつ2つ

リフレクションって何?

熊平 美香さんという方のお話がまず面白かったです。
https://confengine.com/conferences/furikaeri-conference-2024/proposal/19840

**「ありたい姿を実現するために、リフレクションによって己を知り、対話によって相手を知り、共創に向かっていく。」**といテーマの話でした。
結構抽象的な話で難しいところもいっぱいありました。
大学の授業を思い出しました...今回は起きてた。

その中でも特に興味深かったのが、メタ認知の話でした。

メタ認知のメソッド

まずメタ認知とはということなのですが、下記のような定義のようです。

メタ認知とは「自分の認知活動を客観的にとらえる、つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を認知すること」

そして下記の4点を整理するようにすると、メタ認知がしやすいみたいです。
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image.png

だた、私たちの多くはふりかえるという行為をするときに、「意見」、よくて「経験」までしか遡ることができていない...

しかし、人間としてもっと重要なのが、「感情」「価値観」。

ふりかえりの時なんかはこの「感情」や「価値観」にも焦点を当てて、質問をしたり、深掘って行くことで相互理解につながりやすいんだそうです。

ふりかえりの場や1on1で、他人をもっと知るためにもこのメソッドは活用できるみたいです。
確かに、同じ意見でもその感情がポジティブから来てるのが、ネガティブから来てるのかでも周りの捉え方変わってくるなと思いました。

あとは、何か提案をする際にもこのメソッドで分解して伝えることは有用みたいです!

どんな論理的な人間でも結局は感情によって動かされる生き物。
なにか提案をするときには単に方針を示すのではなく、何を自分は実現したくて、なぜそれが重要で、重要だと思ったきっかけになる出来事はなにで…、だからこうして欲しいんです!したいんです!と伝える。

合理的な案を相手に押し付けるのではなく、共感を得られるように語り、相手に自分事として捉えてもらうと同意が得られやすいみたいなので、これからバンバンこの辺りも伝えるようにしようと思います!

しくじり先生 〜ふりかえり手法はチームのイマとコネクトして〜

ちょろっとみたやつで、これも面白かったです。(自分ごととして捉えられた。)
https://speakerdeck.com/electricsatie/sikuzirixian-sheng-hurikaerishou-fa-hatimunoimatokonekutosite?slide=7

ふりかえり手法はチームの ”イマ”に合うもの を選択しようねというお話です。

これ最近自分が感じたものと似てるものがありまして、自分のチームでは最近週替わりで色々なふりかえり手法を試してみてます。

毎週違う手法を行うのは、前回のふりかえりの内容が引き継げないからアンチパターンらしいですが、チームの選択肢を増やす意味でもやってみたいという狙いでやってみてます。

こんな面白い資料があるので、ファシリをローテして、その人が気になったものを選択してます。
https://miro.com/app/board/uXjVMU1q3PY=/

不思議なもので、ふりかえりのメンバーが同じでも、手法が変わると出てくる意見の数や、方向性が変わります。

「なりたい姿、理想としている姿に対して今の自分たちはどうだろうか?」
「自分たちの今週よかったことは?じゃあ強みをもっと伸ばすには?」
「今週のよかったことと個人的なNewを共有して、共通の話題を増やそう!」

などなど、事象に対して切り口を変えてあげるとより深い話題を話したり、普段気にしてなかったことに気がついたりすることができます!

でもその分チームの状態に合わせたものを選択しないと、レトロスペクティブの効果が下がってしまうのかなということも体感しました。

チームで問題点が見つかってそれを誰かが話したいと思っていても、ポジティブ系のふりかえりだと話しにくくて話す機会逃してしまうとか...

頻度は違えど、ふりかえりを行っているチームは多いと思います。

「最近あんまり意見が出ない..」「マンネリ化してきた...」なんてチームは気分転換がてらに、ぜひ色々なふりかえり手法を試してみてください!

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