初めに
皆さんこんにちは、大野です。
今回は前回紹介した保険の説明の続きです。
※前回も説明しましたが、保険商品の内容は保険会社によって細部が違います。当記事だけで納得しないでご自分でも調べてください。
病気やケガに備える生命保険の種類
病気やケガに備える生命保険には、医療保険やがん保険をはじめ、さまざまな種類があります。それぞれの特徴を以下で解説します。
医療保険
医療保険は、公的医療保険制度だけではまかなえない医療費をカバーするための保険です。公的医療保険を利用した場合の自己負担分の補填の他、入院時の差額ベッド代や食事代、先進医療の技術料のような、公的医療保険制度が適用されない費用を補うこともできます。
医療保険には、保険期間の違いによって「終身医療保険」と「定期医療保険」、貯蓄性の有無によって「掛け捨て型」と「積み立て型(貯蓄型)」等の種類があり、保障内容や給付金額、保険料は、保険会社や保険商品によっても異なります。
女性向け医療保険
女性向け医療保険とは、一般的な医療保険よりも、女性特有の病気による入院・手術に対する備えを手厚くしている医療保険です。女性特有の病気の例としては、乳がんや子宮がんの他、子宮筋腫、卵巣のう腫等が挙げられます。また、切迫流産や切迫早産、帝王切開、妊娠高血圧症候群等、妊娠・出産時のリスクに備えることも可能です。
引受基準緩和型医療保険・無選択型医療保険
持病や既往症がある人向けの医療保険として、申込時の告知項目が少ない引受基準緩和型医療保険と、告知なしで申込める無選択型医療保険があります。いずれの保険も、持病や既往症があっても加入しやすい反面、一般的な医療保険に比べて保険料が割高で、加入後一定期間は保障が制限される場合もあります。特に、無選択型医療保険は、引受基準緩和型医療保険よりもさらに保険料が割高です。
ただ、持病や既往症があっても、健康状態によっては一般の医療保険に加入できるケースもあります。そのため、持病等がある場合は、まず一般の医療保険に加入できないかを確認し、次に引受基準緩和型、最後に無選択型の順で検討を進めていくのが良いです。
がん保険
がん保険は、がんに特化した保障を設けている保険です。がんと診断された際やがんの治療のための手術を受けた際等に、その内容に応じて給付金を受取ることができます。主な保障内容は、がんと診断された際に受取れる「がん診断一時金」、公的医療保険制度対象の手術・放射線治療・抗がん剤治療を受けた際に受取れる「がん治療給付金」、がんの治療を目的とした入院の際に受取れる「がん入院給付金」等です。
また、がん保険には、保障が一生涯続く「終身がん保険」と、10年、15年等、保険期間があらかじめ決まっている「定期がん保険」があります。
就業不能保険
就業不能保険は、病気やケガのために長期間働けず、収入が減少してしまうリスクに備える保険です。保険会社所定の就業不能状態になった場合に、一時金あるいは毎月定額で給付金を受け取ることができます。保険会社所定の就業不能状態とは、一般的に、「病気やケガの治療のための長期入院」「医師の指示による在宅療養」「障害等級1級または2級」等を指します。
介護保険
介護保険は、介護が必要になった際、公的介護保険ではまかないきれない経済的負担のリスクに備える保険です。保険会社所定の介護状態になった場合に、一時金や年金形式で給付金を受取ることができます。保険会社所定の条件を満たせば、年齢に関係なく給付が受けられ、受取った給付金の使い道は自由なので、介護施設の利用料や介護食代、おむつ代、住まいのバリアフリー改築費等の他、介護のために休職した場合の生活費にあてることも可能です。
今回はここまで
まだまだ続き長くなるので今回はここまでです。また次回で続きの説明をしたいと思います。
以上、大野でした