概要
Auroraの勉強をしている中でエンドポイントがいくつか出てきた。
各々のエンドポイントの違いを整理してみます。
Auroraの概要・特徴
- AWSが構築したクラウド向けデーターベース
- 1つ以上のDBインスタンスと、データを管理するクラスターで構成される
- データを3つのAZに2個ずつ、合計6個のコピーを作成するため、高い耐障害性を持つ
- 読み込み専用のリードレプリカを最大15個作成できる。プライマリインスタンスに障害があった場合、レプリカがプライマリに昇格してフェイルオーバーする
エンドポイントの種類
Auroraで使用できるエンドポイントは以下の4種類。
- クラスターエンドポイント
- リーダーエンドポイント
- カスタムエンドポイント
- インスタンスエンドポイント
クラスターエンドポイント
DBクラスターの現在のプライマリDBインスタンスに接続するためのエンドポイントで、唯一書き込み処理を実行できる。
クラスターエンドポイントは読み取り書き込み接続のフェイルオーバーをサポートしていて、プライマリインスタンスへの接続に失敗した場合は、新しいプライマリインスタンスに自動的にフェイルオーバーする。
リーダーエンドポイント
DBクラスターのRead Replicaのいずれかのインスタンスへ接続するためのエンドポイント。1つ以上のレプリカがある場合、レプリカ間で各接続リクエストを負荷分散する。
カスタムエンドポイント
特定のDBインスタンスのグループを作成し、そのグループ内のいずれかのインスタンスへ接続するためのエンドポイント。特定のインスタンスは分析用に使用するといった特殊なワークロードで活用する。
インスタンスエンドポイント
クラスター内の特定のDBインスタンスへ接続するためのエンドポイント。負荷分散はしない。
まとめ
クラスターエンドポイント
DBクラスターの現在のプライマリインスタンスに接続する。書き込みオペレーションを実行できる唯一のエンドポイント
リーダーエンドポイント
DBクラスターへの読み込み専用接続を負荷分散する。最大15個のレプリカを作成でき、レプリカから読み込む
カスタムエンドポイント
特定のDBインスタンスのグループに接続する。グループ内のいずれかのインスタンスを選択し接続処理を行う
インスタンスエンドポイント
クラスター内の特定のDBインスタンスに接続する。
参考