はじめに
新歓時期、色んなサークルが1人でも多くの新入生を入会させようと奮闘します。勿論、学園祭運営委員も例外ではありません。
この記事では、学園祭運営委員、特にプログラマーと呼ばれる立場の人が新歓時期にするべきこと意識するべきことを5つ紹介します!
プログラマーではない運営委員の方も対象読者としていますので、是非ご一読ください。
※
ここに記すことは全て筆者の個人的な見解です。
これを実践することで入会者が倍増するとかそういう話はしてないです。
やること意識すること5つ
- 運営体験コンテンツの準備
- 新歓情報の共有と広報
- アピールポイント整理
- 新入生のやりたいことを聞く
- 入会後にやることの共有
(最後に筆者の新歓への思いを書き並べました)
新歓前
この時期は2つあります。
運営体験コンテンツ準備
運営体験の目的
- 新入生に学園祭運営について深く知ってもらう
- 入会後の自分をイメージしてもらう
プログラマー体験コンテンツ
作ったもの
Web版福笑い
概要
HTMLとCSSを用いて、マスコットキャラクターの矢口くんのパーツを揃えるゲームをつくりました。
新入生にCSSのposition
関連のtop
やleft
の値を変えてもらって、指定した値でブラウザ上で指定のオブジェクト動く体験をしてもらいました。
プログラミングの知識がほぼ0であるので、文字を打つだったり数値を変えるだけの体験内容のほうが気軽に楽しんでもらえます!
新歓情報の共有と広報
ご飯会やレク等新入生にイベントの存在を知ってもらうための広報が必要不可欠です。
情報の共有は早く正確に
新歓期、ご飯会の申し込みが殺到すると人数超過で申し込みを締め切ることになります。
このとき、新歓担当とWeb担当の連携が重要になってきます。
常に新入生に最新の情報を届けるようにしてください!
Webサイトによる広報
理工展は新歓専用のサイト(新歓サイト)を設置しています。
新歓サイトに最低限載せるべき内容は以下の通りです。
- イベントの情報(ご飯会やレク等)
- イベントの申し込みフォームor連絡先
- 普段の運営委員の活動の様子
- 学園祭に運営として何をするか
理工展では、来場者向けと新入生向けでURLを分けています。
来場者向け→ https://rikoten.com
新入生向け→ https://circle.rikoten.com
新歓当日
待ちに待った新歓当日、いよいよ新入生とのご対面です。この時期はやるべきことが2つあります。
アピールポイント整理
新入生と話をすることになった場合、運営の良さをアピールすることになります。
このアピールポイントは運営委員全員が同じである必要はなく、活動中に楽しさややりがいを感じた瞬間を、一人ひとりが個別に用意しておけばよいです。
筆者が新入生にしたアピール
- 自分がやりたいと思ったことは比較的実行しやすい環境が揃っている
- Webサイトが世界中に公開されているのを知った時、スケールの壮大さに感動を覚えた
- 参加団体と感動を共有できる
新入生のやりたいことを聞く
上で学園祭運営の良さをアピールをすると書きましたが、それを伝えると同時に新入生が大学で何を頑張りたいかもきちんと聞いておく必要があります。
学園の運営では、やりたいことはなんでもできると言っても過言ではありません。
新入生のやりたいことをきちんと聞き、学園祭運営においてどの部分で貢献できるか新入生に伝えると興味を持ってもらえるのではないでしょうか。
(もし選考がある運営委員の場合、「新入生のやりたいこと」はかなり参考になると思います。)
新歓終盤
入会希望者が続々と現れ始めるこの時期、意外と忘れがちなことがあります。
それが入会後に新入生とどう接するかです
入会後にやることの共有
「入会したのにチーム分けの話合いや雑用ばっかでつまらない...。運営っぽいことまだしてないな...。」
こう思われたら最後、新入生からしたら不安で仕方ありません。最悪の場合は辞めてしまいます。
せっかく入会してくれたのにこれでは新入生に失礼です。
入会してくれた後に新入生とどう関わるか、仕事内容をどう教えるか、上級生間で共有させておく必要があります。
理工展Web班独自の教育カリキュラム
入会してすぐにWeb制作の面白さに触れてほしかったので、HTML&CSSの基礎をやりました。
この独自の教育カリキュラムについてはまた別の記事にでも書こうかなと思っています。
夏を目途に目標を立てる
やる気の継続には目標が必要不可欠です。「夏までに〇〇ができるようになる」を新入生と共有しておくとよいでしょう。
夏に辞める人も一定数いるので、そういった人をかなり減らせます。
例
- 夏までに自己紹介ページを作る!
- 夏までにオブジェクト指向を他人に説明できるようになる!
長期的な目標も立てる
先ほどの新入生のやりたいことの実現をサポートをするのも上級生の役目です。
例
- 自分だけのサイトを作りたい
- プログラミングのバイトをして将来はIT企業に努めたい
2つめはレアケースだと思いますが、目標に近づけると思って入会してくれた新入生を手放すのは新入生本人に失礼ですし、運営委員にとって損害です。
新入生と本気で向き合う心持ちが必要です!
筆者の新歓への思い
学園祭を作り上げる喜びを一人でも多くの人に感じてほしい。
最後の活動を終えて、自分の学園祭ライフを振り返ったときに「なぜ自分は運営サークルに入ったのだろう...」と考えたことがありました。
割と時間を使って考えた結果、答えは雰囲気が良かったからでした(笑)
ただ、サークルを探している時期に「プログラミングをやってみたい」という思いがありました。
プログラミングは他のサークルでもやっているようでしたが、理工展の雰囲気が良かったのでここに決めました。
この記事で触れたことは全て新入生に雰囲気を伝えるの言葉に集約することができます。
新歓方法に迷走している方がこの記事によって方向性をすこしでも見出していただけたのなら、こんな嬉しいことはないです。
最後までお読みいただきありがとうございました!