#telnetコマンド
個人的な授業のメモです
##telnetコマンドとは
#### 離れたところにあるホスト(サーバーやネットワーク機器)を手元の端末から遠隔操作するために、ネットワーク接続するためのコマンドである。
わざわざホストがある場所に行かなくても、telnetコマンドで接続したホスト上でアプリケーション・ソフトを実行したり、そのホストを管理したりすることができる。Webサーバーやメール・サーバーなどを新しく構築したときに、設定を確認したり、**正しく動作していることを調べたりするときにもtelnetコマンドを使って接続してみるとよい。**トラブルが発生したときにも、telnetコマンドで接続することで、動作ログやアクセス・ログを調べたり、ソフトをデバッグしたりといったことができる。メーラーなどのクライアント・ソフトの動作がおかしいときにtelnetコマンドを実行することで、ネットワークの接続を確認してみたり、代替手段としてメールを送信したりといったことが可能だ。
telnetコマンドはそれ自体がホストを遠隔操作するコマンドというわけではない。遠隔操作のための環境を整えるコマンドである。
##実行方法
$ telnet
でtelnetを起動
telnet>`サブコマンド`
サブコマンドを打てるようになった!
####↑この状態をコマンド・モード
といいます。
※サブコマンドとは下の表
主なサブコマンド | 意味 |
---|---|
open <ホスト名><ポート番号> | 指定したホストとポート番号に接続する。既定のポート番号は23 |
close | 現在の接続を終了する |
display | 現在の設定状態を表示する |
quit | telnetコマンドの実行を終了する |
set logfile<ファイル名> | 指定したファイルに出力する |
set codeset<コード名> | 日本語の文字コードを指定する |
set localecho | 入力した文字列を表示する |
unset | setオプションの設定を解除する |
telnet>open `IPアドレス`
を実行することで、端末からホストへのパイプが出来上がった!
####↑この状態をセッション・モード
といいます。
セッション・モードでは、画面表示や入力形式が接続先のホストのものとなる。(あたかもそのホストの前にいるように操作ができる)
###モードの切り替え方法
セッション・モードからコマンド・モード
ctrl + ]
コマンド・モードからセッション・モード
Enter
####このようにtelnetコマンドでは、コマンド・モードでホストへのパイプを作り、セッション・モードでホストを遠隔操作します。