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起動できなくなったArduino IDEの修復

Last updated at Posted at 2020-12-22

はじめに

M5StackシリーズのためにArduino IDEを使用していたが、以前投稿した記事「Arduino IDEの設定 (M5Stackシリーズ)」のために設定をいろいろと変えていたらArduino IDEが起動できなくなってしまった。(画面もエラーメッセージも何も表示されない)

Arduino IDEを再インストールしたりレジストリを削除したりしたが修復できず、OSの再インストールも覚悟した(有償ソフトがインストールされているので再インストールは避けたかった)が、どうにかArduino IDEが動作するようになった。

また同じ状況に陥ったときのためにまとめた。

環境

Windows PC:Windows 10 Pro 64bit (1909) と(20H2)
Arduino IDE:V1.8.13

原因

あくまで想像だがArduino IDEの環境設定で追加のボードマネージャのURLを何度も変更したり、後述するローカルミラーサーバーを立てたりしてArduino IDEのファイル間に不整合を起こしてしまったと考えている。

再インストール方法

  1. 「コントロールパネル」等からArduino IDEをアンインストール
  2. Windowsを再起動(念のため)
  3. エクスプローラーの表示設定で隠しファイルを表示できるように変更(C:¥Users¥<ユーザ名>¥AppData¥が不可視フォルダのため)
  4. Arduino IDEの環境設定ファイルC:¥Users¥<ユーザ名>¥AppData¥Local¥Arduino15¥preferences.txtをバックアップ
  5. Arduino IDEのデータC:¥Users¥<ユーザ名>¥AppData¥Local¥Arduino15¥以下を削除(必要があればバックアップも)
  6. Arduino IDEを再インストール
  7. バックアップしておいた環境設定ファイルpreferences.txtをもとの場所にリストア
  8. Arduino IDEを起動
  9. ボードマネージャで追加したボードを再度追加する。(ライブラリマネージャから追加したライブラリは再度追加する必要はない)

今回のポイントは隠しフォルダのC:¥Users¥<ユーザ名>¥AppData¥Local¥Arduino15¥以下を削除することで、Arduino IDEのインストール後の設定等がすべて初期化されてしまうが、環境設定ファイルをリストアすることで再設定を最小限にできる。

(おま環) M5Stackボード情報のローカルミラーサーバー

上記再インストール方法の問題点はM5Stackのボード情報を再度追加する必要がある点で、最近のM5Stack製品(CoreInk等)ではM5Stack社のサーバーからボード情報をダウンロードする必要がある。
しかし、このサーバーがとにかく遅くArduino IDEがいつもタイムアウトを起こしていた。

そのためボード情報(インデックスのjsonファイルと実体のzipファイル)を別途ダウンロードしておいてローカルミラーサーバーを立てていた。だが、Arduino IDEはこれらをファイル名だけで管理しているようでM5stack社のサーバーのファイル名とローカルミラーサーバーのファイル名を同一にしていたのも問題があったのかもしれない。

現在は、ローカルミラーサーバーのJSONファイル名をM5stack社のファイル名と変更することによって管理している(なお、jsonファイル名には命名規則があるようで、xxx_index_mirror.josnは認識されずにxxx_mirror_index.jsonなら認識された)
また、ボード情報の実体であるzipファイルはファイルが同一なのでファイル名も変えていない。

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