学校のサーバーでPythonのモジュールをインストールしようとしたところ、管理者権限が原因で出来なかったので、ホームディレクトリ下にPythonごとインストールしました。
1. ホームディレクトリにディレクトリ (ここではsrc
) を作成、移動。
mkdir /ホームディレクトリ/src
cd /ホームディレクトリ/src
2. wget
コマンドでPythonをダウンロード。
wget https://www.python.org/ftp/python/3.6.3/Python-3.6.3.tgz
3. 解凍。
tar xvzf Python-3.6.3.tgz
4. makeする。
configure
でインストール場所を指定(ここでは/ホームディレクトリ/local/
)。
cd Python-3.6.3
./configure --prefix=/ホームディレクトリ/local/python
make
make install
5.パスを通す。
vi ~/.bash_profile
以下の文を追記。
~/.bash_profile
export PATH=$PATH:/ホームディレクトリ/local/python/bin
追記方法
-
vi
を開いた状態はコマンドモード -
A
を入力して編集モードへ(現在の行の末尾に追加) - 入力が終わったら
escキー
でコマンドモードへ -
:wq
を入力して、保存&終了
ここまででインストールは終了
使用方法
- スクリプトの実行
Python3 /ホームディレクトリ/local/python/bin/python3 ファイル名
-
ライブラリのインストール
/ホームディレクトリ/local/python/bin/pip3 install パッケージ名
makeが動かなかった人向け
主旨とはずれますが,非公式ダウンロードページにある通り,Ubuntuだと以下のモジュール類を追加することでmakeが通りました.
sudo apt update
sudo apt install build-essential libbz2-dev libdb-dev \
libreadline-dev libffi-dev libgdbm-dev liblzma-dev \
libncursesw5-dev libsqlite3-dev libssl-dev \
zlib1g-dev uuid-dev tk-dev