😇やりたいこと
- スプレッドシートで作ったデータをFirestoreにインポートしたいぜ！
🫠ポイント
- インポートするためにはFirestoreのインポート書式に沿ったJSONを用意する必要あり
- スプレッドシートはCSVにはエクスポートできるけど、JSONにはエクスポートできない
- JSONにするにはGAS(Google Apps Script)を書く必要あり
- できたJSONはnodeコマンドを叩いてインポートする必要あり
👨🍳用意するもの
- nodeのインストール
- npmのインストール
- npmでnode-firestore-import-exportをインストール
- Firestoreの管理画面で発行したnode用の秘密鍵
- スプレッドシートで吐き出したJSON
📔手順
手順1:スプレッドシートでデータを用意する
例：
スプレッドシート名：適当
sheet名：foods
| ID | name | category |
|---|---|---|
| 1 | tomato | vegetables |
| 2 | tuna | fish |
| 3 | beef | meat |
手順2:gasを作成する
- 作成したスプレッドシートの画面で、拡張機能 > App Script を選択
- コード.gsに下記の内容を貼り付け
- 保存
- 初めて実行する際は権限の許可を確認されるので許可する
- 実行
- スプレッドシートの画面に戻るとダウンロードリンクが表示されているのでクリックするとダウンロードされる
- 別のシートをダウンロードしたい場合は、別のシートを開いた状態で再度実行ボタンをクリックすること
function downloadAsJSON() {
// スプレッドシートからデータを取得
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
const sheetName = sheet.getName();
const [headers, ...rows] = sheet.getDataRange().getValues();
// データをオブジェクトに整形
const data = buildDataObject(headers, rows);
// 最終的なJSONオブジェクトの構築
const jsonObject = buildJsonObject(sheetName, data);
// JSON文字列に変換
const jsonString = JSON.stringify(jsonObject, null, 2);
console.log(jsonString);
// Blobを作成してダウンロードリンクを生成
createDownloadLink(jsonString);
}
function buildDataObject(headers, rows) {
const data = {};
for (const row of rows) {
const rowKey = row[0]; // 最初の列の値をキーとする
const record = {};
for (let j = 1; j < headers.length; j++) {
record[headers[j]] = row[j];
}
data[rowKey] = record; // キーをオブジェクトのプロパティとして設定
}
return data;
}
function buildJsonObject(sheetName, data) {
// firestoreのフォーマットに整形
return {
__collections__: {
[sheetName]: data,
},
};
}
function createDownloadLink(jsonString) {
const blob = Utilities.newBlob(jsonString, 'application/json', 'sheet_data.json');
const url = DriveApp.createFile(blob).getDownloadUrl();
const htmlOutput = HtmlService.createHtmlOutput(`<a href="${url}" target="_blank">Download JSON</a>`);
SpreadsheetApp.getUi().showModalDialog(htmlOutput, 'Download JSON');
}
メモ
buildJsonObject()にて、firestoreのフォーマットに合わせてますので、変更があった場合はこちらを調整してください。
手順3:ツールを用意する
- nodeをインストールする
- npmをインストールする
- nodeをインストールすると自動でインストールされている
- node-firestore-import-exportをインストール
npm install -g node-firestore-import-export
手順4:firestoreの認証ファイルをゲットする
- プロジェクトの管理画面を開く
- 設定を開く
- サービスアカウントを開く
- Admin SDK 構成スニペットでNode.jsを選択
- 「新しい秘密鍵を生成」ボタンをクリック
- ダウンロードしたファイル名は適当に変更してok
手順5:ターミナルでコマンドを叩く
インポートしたいとき
firestore-import -a serviceAccountKey.json -b hogehoge.json
エクスポートしたいとき
firestore-export -a serviceAccountKey.json -b hogehoge.json
// エクスポートする場合、エクスポートした場合のファイル名を自分で決める
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -V | バージョン番号を出力 |
| -a | Google Cloudアカウント認証情報JSONファイルのパス。 |
| -b | バックアップファイルの名前。（例：backups/full-backup.json） |
| -n | インポートを開始するデータベースノードのパス（コレクションである必要があります）。 （例：collectionA/docB/collection） |
メモ
インポートする際、同じ階層に既にデータがある場合、重複するコレクション名がある場合は上書き、重複するコレクション名がない場合は追加扱いになる。
そのため、特定のコレクションのみのJSONを用意すれば、コレクション単位でのインポートが可能。
以上