はじめに
エンジニアとして働き始めて、気づけば10年以上が経ちました。
私がこの道を選んだきっかけは、学生時代に情報系の勉強をしていたことです。
エンジニアの世界では、中途採用の方が一定の仕事経験を持っているケースが多いですが、新卒採用では少し事情が異なります。
意外なことに、男女問わず文系出身で入っる方が多く見られます。
プログラミングができなくても、パソコン操作や周囲との円滑なコミュニケーションが得意であれば、十分に活躍できる場面があります。
とはいえ、プログラミングを学ぶ意欲があるなら、新人のうちにしっかりと学んでおくことをおすすめします。
この時期は、先輩から丁寧に指導を受けられるチャンスが多いので、ここで基礎を身につけると後々役立ちます。
エンジニアの仕事について
「エンジニア」と聞いて、まず頭に浮かぶのは「システムエンジニア(SE)」ではないでしょうか。しかし、エンジニアの仕事は実際にはもっと多岐にわたります。エンジニアと一言で言っても、その仕事内容や求められるスキルは職種によって大きく異なります。
エンジニアの種類
エンジニアといっても、さまざまな職種があります。以下は代表的な例です
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システムエンジニア(SE)
ソフトウェアの設計や開発を担当するエンジニア -
インフラエンジニア
サーバーやネットワークなど、システム基盤の設計・構築を担当 -
ネットワークエンジニア
ネットワーク環境の構築や運用を行う専門職 -
Webエンジニア
Webアプリケーションの開発を担当 -
フロントエンドエンジニア
ユーザーが直接触れるWeb画面やUI部分を開発 -
バックエンドエンジニア
サーバーサイドやデータベースの設計・構築を担当 -
フルスタックエンジニア
フロントエンドからバックエンドまで幅広く対応 -
セールスエンジニア
顧客との技術的なやりとりや提案を担当 -
制御・組み込みエンジニア
ハードウェアに組み込むソフトウェアを開発 -
テストエンジニア
システムの品質を担保するためのテスト設計・実行を担当
これ以外にも、専門的な分野を担当するエンジニアは数多く存在します。
大きく分けると「システム系」と「インフラ系」
エンジニアの仕事は、大きく分けると以下の2つに分類できます。
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システム系
ソフトウェアやアプリケーションの設計・開発を行う仕事。システムエンジニアやWebエンジニアなどが該当します
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インフラ系
システムが動くための基盤を支える仕事。インフラエンジニアやネットワークエンジニアが含まれます
システムエンジニアの仕事の流れ
システムエンジニアの代表的な仕事である「システム開発」は、以下のようなステップで進められます。
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要件定義
クライアントが求めるシステムの仕様や目的を明確化 -
基本設計
要件をもとに、システム全体の構造や動作を設計 -
詳細設計
基本設計をもとに、より具体的な仕様を設計 -
プログラミング
設計書に基づいて、実際にプログラムを作成 -
テスト
開発したシステムが要件通り動作するかを確認 -
保守
運用中のシステムの修正や改善を行う
これらの工程の中で、特に重要なのが「要件定義」と「テスト」です。要件定義が曖昧だとシステム全体に影響を及ぼし、テストが不十分だとトラブルの原因になります。
エンジニアの年収について
エンジニアの仕事は、性別に関係なく、スキルと経験が収入に直結する職種です。
スキルや経験が増えるほど年収も上がりやすい、いわば「スキル = 年収 」という傾向が強い業界といえます。
興味深い調査結果を紹介した記事がありましたので、こちらに共有します。
このデータを見てみると、確かにスキルと経験の積み重ねが年収アップに直結していることがわかります。
これを見ていただければ、エンジニアのキャリアにおいてどのように収入が上昇していくのか、よりイメージが湧くと思います。
参考サイト:経済産業省|IT関連産業の給与等に関する実態調査結果
まとめ
エンジニアの仕事は、単なるプログラミングだけではありません。
システム全体を設計し、クライアントの要望を形にするための幅広いスキルが求められます。また、インフラエンジニアやテストエンジニアなど、システムを支える役割も重要です。
これからエンジニアを目指す方は、どの分野に興味があるかを考えつつ、自分のスキルを伸ばしていくことが大切だと思います。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました