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Googleformからのslack通知設定方法

Last updated at Posted at 2017-04-22

目的

googleformの提出があったときに、自動的にslackに通知がくるようにする。

手順

1. Googleformの作成

Googleドライブにアクセスし、「新規」と書かれたボタンから、「その他」→「Googleフォーム」を選択する。

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すると、Googleフォーム作成画面に行くので、作成する。
今回は以下のように作成しました。

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<作成ポイント>
質問はなるべく短い言葉で作る。(今回の場合は「日付」,「氏名」,「好きな言語」)

2. slackのwebhookのtokenの発行

通知をしたいslackのチャンネルに入り、チャンネル名をクリックして出て来るプルダウンから、**「Add an app or integration」**をクリックする。

alt

すると、以下のようなwebページに遷移します。

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検索窓に**「Incoming Webhook」**と入力し、Incoming WebHooksを選択します。

alt

遷移したページの**「Add Configuration」**をクリックします。

alt

「Post to Channel」が通知を受け取りたいチャンネルであることを確認し、「Add Incoming WebHooks integration」
をクリックします。

alt

遷移したページの**「Webhook URL」**をメモしておく。

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3. スクリプトの作成

slackに通知するためのスクリプトを作成していきます。
Googleサービスと連携でき、ドライブ上のファイル等を操作することができるGoogleAppleScript(GAS)を用います。基本はJavascriptで書くことができます。
先程作成したGoogleフォームの画面から、右上にあるボタンから、スクリプトエディタを選択します。

alt

以下のような画面になっていれば大丈夫です。

alt

以下のスクリプトをコピー&ペーストしてください。

function sendToSlack(body, channel) {
  var url = "https://hooks.slack.com/services/・・・・・・・・・・・・・・・・(先程メモをしたアドレス)";
  var data = { "channel" : channel, "username" : "Googleフォーム Bot", "text" : body, "icon_emoji" : ":date: " };
  var payload = JSON.stringify(data);
  var options = {
    "method" : "POST",
    "contentType" : "application/json",
    "payload" : payload
  };
  var response = UrlFetchApp.fetch(url, options);
}

function test() {
  sendToSlack("テスト通知確認です", "#通知したいチャンネル名");
}

function onFormSubmit(e){

  var body = "Slack通知テストフォームが来たよ!\n"; 
  var applicant = "";
  var itemResponse = e.response.getItemResponses();

  for (var j = 0; j < itemResponse.length; j++){    
    var formData = itemResponse[j];
    var title = formData.getItem().getTitle();
    var response = formData.getResponse();

    switch (title) {
      case "日付":
        date = response;
        break;
      case "氏名":
        name = response;
        break;
      case "好きな言語":
        language = response;
        break;
      default:
        break;
    }
  }
  var bodyPublic =  body + "日付:" + date + "\n氏名:" + name + "\n好きな言語:" + language ;
  sendToSlack(bodyPublic, "#通知したいチャンネル名");
}

コピー&ペースト、編集が出来たら、保存しましょう。

alt

テスト投稿をして、通知が来ることを確認します。
左上の方にある、「関数を選択」から、testをクリックします。

alt

すると、「関数を選択」の左にある虫のようなマークがクリック出来るようになるので、クリックします。
クリックすると、「承認が必要です」と言われるので、順に許可していきます。

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slackに通知が来れば、成功です。

alt

つぎに、実際にフォームを送信した時に通知が来るように設定します。
まず、「関数を選択」の部分をonFormSubmitにします。その後、時計マークをクリックします。
すると、以下の画面のようになるので、トリガーを追加しましょう。

alt

クリックすると、以下の画面のようになるので、実行をonFormSubmitに設定し、保存をクリックします。

alt

承認を求められるので、先ほどと同じように許可しましょう。
ここまで出来たら、実際にフォームを投稿しましょう。

alt

「送信」を押し、slackに通知が来たら成功です。

alt

スクリプトの説明

sendToSlack関数

function sendToSlack(body, channel) {
  var url = "https://hooks.slack.com/services/・・・・・・・・・・・・・・・・(先程メモをしたアドレス)";
  var data = { "channel" : channel, "username" : "Googleフォーム Bot", "text" : body, "icon_emoji" : ":date: " };
  var payload = JSON.stringify(data);
  var options = {
    "method" : "POST",
    "contentType" : "application/json",
    "payload" : payload
  };
  var response = UrlFetchApp.fetch(url, options);
}

2行目
変数urlには、先程メモをしたWebhook URLを代入します。

アイコンを画像変更したい場合は、「"icon_url": "画像のurl"」に変更します。

  var data = { "channel" : channel, "username" : "Googleフォーム Bot", "text" : body, "icon_url" : "画像のURL" };

test関数

function test() {
  sendToSlack("テスト通知確認です", "#通知したいチャンネル名");
}

テスト投稿のための関数です。

onFormSubmit関数

function onFormSubmit(e){
  var body = "Slack通知テストフォームが来たよ!\n"; 
  var applicant = "";
  var itemResponse = e.response.getItemResponses();

  for (var j = 0; j < itemResponse.length; j++){    
    var formData = itemResponse[j];
    var title = formData.getItem().getTitle();
    var response = formData.getResponse();

    switch (title) {
      case "日付":
        date = response;
        break;
      case "氏名":
        name = response;
        break;
      case "好きな言語":
        language = response;
        break;
      default:
        break;
    }
  }
  var bodyPublic =  body + "日付:" + date + "\n氏名:" + name + "\n好きな言語:" + language ;
  sendToSlack(bodyPublic, "#通知したいチャンネル名");
}

4行目

 var itemResponse = e.response.getItemResponses();

e.responseでFormResponseオブジェクトが取り出せます。そこからgetItemResponsesを呼び出し、ItemResponseの配列が取り出せます。

6~24行目

var title = formData.getItem().getTitle();

これにより、スプレッドシートのカラム名(googleフォームの質問)がtitle変数に代入されます。

var response = formData.getResponse();

これにより、スプレッドシートのセルの値がresponse変数に代入されます。

switch文を用いることで、それぞれの変数に送信した情報を入力します。

25行目

var bodyPublic =  body + "日付:" + date + "\n氏名:" + name + "\n好きな言語:" + language ;

通知の際に表示する内容をbodyPublic変数に代入します。

26行目

sendToSlack(bodyPublic, "#通知したいチャンネル名");

通知したい内容(bodyPublid)と通知したいチャンネルをsendToSlack関数に渡します。

メンションをつけるには

通知の際、メンションをつけるには、以下のように**""**と書きましょう。

var body = "<!here> Slack通知テストフォームが来たよ!\n"; 
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