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ましゅの内外理論入門

Last updated at Posted at 2020-06-05

#あいさつ
みなさんこんにちは、ゆずっこです。五月祭や駒場祭、パズルスクエアなどで細々とパズルを作っております。最近ではパズルボスラッシュでお世話になった方もいると思います。その節はどうもご迷惑をおかけしました。
さて、最近パズルスクエアでアゼンのましゅを連投しているわけですが、これらに大体共通する手筋の解説をしたいと思います。タイトルにあるとおり「内外」と呼んでいるものです。

#導入
マスの中央に線を引きループを作るパズルにおいて、各格子点はループの中と外に分けられます。ここではペンパくんの仕様上「出入」で表記しますが…
loop1.png
このように分けることの何が良いかというと、隣り合う格子点で内外が決まった時に線が引かれる・引かれないということが決定するのです。
つまりこれが…
loop6.5.png
このようになります。
loop6.5.5.png
この理論はましゅと非常に相性がいいのです。

#利用
白丸を見てみましょう。
loop2.png
ルールから白丸には線が一本まっすぐに通ります。つまりこれらのどっちかになるというわけです。
loop3.png
loop4.png
ここで、白丸をナナメにはさむ格子点は内外が反転することがわかります。ここでは中か外かが不明なのでAとBとします。
loop5.png
これを利用すると次のようなことができます。このようにナナメにつながった白丸があると、
loop6.png
内外が決定し、
loop7.png
線が引かれないことが決定します。
loop8.png

応用は壁際に限らず、出現の仕方も非常に多岐にわたりますが、ぼくの作ったましゅを解くと何か見えてくるかもしれません。
また、2019年駒場祭で出したハバネロましゅパズスクのリンクはこちらもこれを利用しており理詰めで解ける問題となっているので挑戦してみてください。

#雑記
この理論は偶数端点と本質的には同じなのですが、ことましゅにおいては偶数端点と比較して追いやすくまた絶大な効果を発揮する理論となります。
ただし、これが必須であるとまず難易度がアゼン程度になり、ニコリには絶対に載らないのでご注意ください。
この理論はループ系パズル全般で使用できますが、その応用はここでは記述しません。

#謝辞
この理論を(めっちゃ昔に)教えてくれたしもりんにこの場を借りて多大な感謝を申し上げます。ありがとうございます。

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