概要
InfoQで毎年まとめているソフトウェアアーキテクチャ・設計トレンドの推移及びその変化をまとめてみた
変化
Innovatorsから削除
過去数年間に渡って採用がなく、十分な革新がなかったために削除
- Open Application Model(OAM)
- RSocket & Reactive Streams
Innovators内で表記変更
- Next-gen GraphQL → GraphQL Federation
- 既存のGraphQL実装の上に構築するものに対して、企業が真っ先に受け入れる解釈であるため
- Data Gateways → Data + Architecture
- DBAとアーキテクトの間のコラボレーション
- Data Gatewaysも包含した表現へ
Innovatorsへの新規追加
- eBPF(extended Berkeley Packet Filter)
Innovators → Early Adopters
- Dapr
- Design for security
- WebAssembly
Early Adopters内で表記変更
- Architecture Elevator → Architecture Decision Records
-
テキストベースの軽量なテンプレートを使用して、アーキテクチャ上の設計判断を記録する。軽量なアーキテクチャデシジョンレコード(Architecture Decision Records:ADR)は、実績のあるアーキテクチャ手法に対する開発者寄りのアプローチだ。設計判断を記録していくことで、それらを共有し分析することが容易になる。意思決定の履歴を残すことで、現在のアーキテクチャについてのコンテキストを、その過程と結びつけて提供できる。
-
- Michael Keeling、島田浩二 訳、2019「Design It! プログラマーのためのアーキテクティング入門」、オライリー・ジャパン P302
- 組織の様々なレベルでコミュニケーションをとる必要があるというアーキテクトに対する「アーキテクトエレベータ」の概念も包含
-
引用元
ソフトウェアアーキテクチャと設計のInfoQトレンドレポート - 2021年4月
https://www.infoq.com/jp/articles/architecture-trends-2021/
ソフトウェアアーキテクチャ・設計のInfoQトレンドレポート — 2022年4月
https://www.infoq.com/jp/articles/architecture-trends-2022/