ずっと気になっていたことがある!
##「戻り値」か「返り値」か!
「へなちょこ」と「へっぽこ」の違いみたいでどうでもいいといえばどうでもいいのですが、ちょっと調べてみました。
「返り値」と見るたびに「返り血」みたいでどうも不穏な感じで好きじゃなくて気になってしまう。
(武士が切られて血が、ブシャーッ!みたいな映像が勝手に脳内に浮かんじゃうんですよ)
ええ、調べたところで、何の役にも立ちませんがね。
(とりあえず、調べるってのはエンジニアの習慣てことで)
まずは、Google Trend
※追記 コメントで「復帰値」という言い方もあるということで、12か月間のみですが追加してみました。
なんだ、戻り値がずっと優勢じゃん、なら話はここで終わり?
しかし、他に調べたこともあるので書いておきます。
翻訳としては、
やっぱり「戻り値」じゃん
下の「返却値」がちょっと気になりますが
引数はどうなのか
英語では、Parameter
Google翻訳では、「パラメータ」と出ます、オイ!
検索するとWikipediaが出てきて、でもこれ数学的な説明だけど
と、あー、なるほどね。これならまーって思いました。
何が言いたいのかっていうと
どちらが主語なのよ
って、以前、講師をしていた時に、なんも考えずに引数、戻り値って教えていてたのですが、どっちのことを言ってるのか分からなくなると言われて・・・え??
つまり、「呼び出し元」からみて言ってるのか、「呼び出し先」から見て言ってるのかと
main() {
int i = sub(10); // 戻り値iは、mainが主語?
}
int sub(int i) { // ← 引数iは、subが主語?
return 1;
}
引数っていうとsub()の方が主役になってて、戻り値だとmain()が主役じゃね?
みたいなこと言われて、なるほどーと思いました。
正確に表現するとすれば、main() から見れば、
parameterは、渡し値
return valueは、戻り値(返り値)
sub()から見れば、
parameterは、は引数(渡り値?)
return valueは、戻し値、返し値
かなぁ?なんて話してたのですが、あまりに意表を突いた質問だったので、
その場では、慣れるしかないよ~(アハ,アハハハハ)みたいな説明しかできませんでしたw
私は、特に疑問にも思ったことすら無かったので、とても勉強(参考?)になりました。
初心者の人ってこういうところで、つまずくのかと
つまりそれを思い出して、媒介変数ならどっちが主役で悩まないかもと思ったわけです。
(そもそも引数とか戻り値って誰が訳したんですかね?)
その他諸々
だんだん何を書いてるのか分からなくなってきましたが、
オフィシャルなプログラミング言語のドキュメントの翻訳は、「戻り値」になってる場合が多いようです。(しかし、PHPは、返り値になっている)
IT用語辞典 e-Words
うーん、返り値も一応、載ってるなぁ・・・
IME関連
Microsoft IMEでは、
かえりちは、返り血しか変換できません。(Windows10)
Google日本語入力では、返り値で変換できます。
ん?Qiitaでは?
返り値の方が多いだとぅ!?
広めてるのは、お前か!
ここで記事書いてよかったかもw
まとめ
以前にも何度か調べたことがあるのですが、気になるたびに検索してて
あれ、また検索してる俺、みたいな既視感で記事にしてみました。
言葉なので、伝われば良いといえばいいのですが、システム開発の際は、
クライアントとの用語の齟齬による語弊は、よくあることなので、統一した方がいいのにと思ってます。
個人的には、「戻り値」で統一してほしい!
ので、今まで返り血(ブシャーッ!)と言っていた方は、戻り値に改宗していただきたく存じます。
かしこ