8月のアップデート(version 1.60)で言語自動検出やブラケットのカラー化など新たな機能が追加され今まで以上に便利になったVSCodeですが、Windows環境ではアップデート後プログラム実行時にコンソールがPowerShellに強制されてしまうバグが発生しています。
追記(2021/9/11)
issueのコメントによると9/13(月)~14(火)に修正版を出す予定だそうです。
https://github.com/microsoft/vscode/issues/132150#issuecomment-917023548
We were planning on releasing the recovery build yesterday but the fix for another issue took a little longer to figure out so expect it Monday probably around 11-12 PST unless something goes wrong. We don't release on Fridays as half the team's in Zurich (so Saturday there) and in case something goes wrong.
このバグのせいでコマンドプロンプトやgit bashなどのPowerShell以外のコンソールを使って実行することができなくなっていてかなり迷惑です。
VSCodeのリポジトリでこのバグについてのissueがいくつも乱立していました。
一部抜粋します。
- Default console changed from what I wanted to Powershell during upgrade #132149
- Powershell console opens every time I launch VS Code with a project #132150
- Run python file in terminal ignores default terminal #17278
現状、設定を変更するなど簡単な操作で修正することができないみたいで一つ前のバージョンに戻すしかないみたいです。
以下VSCodeのダウングレード方法を紹介します。
-
version 1.59のリリースページから一つ前のバージョンのダウンロードリンクをクリックしてインストーラを取得します。Downloads: Windowsの隣にある
User
をクリックするとダウンロードできます。
- VSCodeがインストールできたら自動更新を無効にします。Update: Modeのdefaultを
none
に変更します。
- 確認用のポップアップが表示されるので
Restart
を押してVSCodeをリスタートして完了です。
version1.60で新たに追加された機能が使えなくなるのは残念ですが、コードが実行できなくなるよりは全然マシですね。
自動更新が無効になっているので、バグが修正されたか随時確認する必要があります。
修正版が出るとリリースページ(July 2021 v1.60)の一番上に修正履歴が表示されます。
修正されたらUpdate: Modeの設定をdefault
に戻して自動アップデートしましょう。