はじめに
windowsでWeb開発をする場合、WSL2+VSCodeを使うと便利です。
ただ、Git周りはやはりGUIを使いたい、という思いはあるかと思います。
LinuxのGUIクライアントはいくつかありますが、今回はGitKrakenを使う方法を忘備録として記載します。
必要なツール
- X410(有料)
- GitKraken(有料)
WSL2のインストール
まず、WSLのインストールを実施します。
方法は様々なサイトで解説されているので、今回は省略します。
以下はMicrosoftの記事です。
Windows 10 用 Windows Subsystem for Linux のインストール ガイド
Ubuntuが動作するところまで確認してください。
今回はUbuntu 20.04 LTS前提で話を進めます。
また、注意点としてWSL2で動いていることを必ず確認してください。
User> wsl --list --verbose
NAME STATE VERSION
* Ubuntu-20.04 Running 2
上記コマンドの結果のVERSIONが1の場合、以降の説明通りに実施してもうまくいきません。
必ずVERSIONが2であることを確認して下さい。
X410の設定
以下の記事の「Enable 'Allow Public Access' option in X410」のみ設定してください。
.bashrcに以下の行を追加します。
export DISPLAY=$(cat /etc/resolv.conf | grep nameserver | awk '{print $2; exit;}'):0.0
ターミナルを再起動して、以下のコマンドを実行してください。
$ xeyes &
目玉のアプリが起動すればOKです。
もし、アプリが起動しない場合、以下の記事の「How do I check if my WSL2 is ready for X410?」を参考に動作確認をお願いします。
もし、上記方法で動作確認がうまくいかない場合、X410が起動しているかどうかを確認して下さい。
起動しているかどうかはwindowsの右下のアイコン一覧から確認できます。
GitKrakenのインストール
$ wget https://release.gitkraken.com/linux/gitkraken-amd64.deb
$ sudo dpkg -i gitkraken-amd64.deb
恐らくエラーになると思うので、以下のコマンドを実行してください。
$ sudo apt --fix-broken install
再度以下のコマンドを実行します。
$ sudo dpkg -i gitkraken-amd64.deb
以下のコマンドを実行してバージョンが表示されることを確認して下さい。
$ gitkraken -v
以下のコマンドを実行するとGitKrakenが起動すると思います。
起動しない場合は、X410が起動しているかを確認して下さい。
終わりに
WSL2とVSCodeの連携でWindowsでも比較的簡単にWeb開発ができるようになりました。
今回の方法でGUIのアプリを使うこともできるので、より開発の幅が広がるかと思います。
少しでも、参考になれば幸いです。