enebularがより広まるために、抱えている課題に対しての提案をしてみます。
解決したいこと
- 課題:enebularで開発したフローをGW(Gateway)デバイスにデプロイする際、同じフローを他の環境(他のGWデバイス)にデプロイすると、環境の違いによって動作しないことがある
- 原因:環境ごとに、センサー用nodeの利用可否が変わる
- ゴール:同じフローがどのGWデバイスでも動作出来るようにする
- 解決方法:GW上でWSS(後述)を動かし、enebularのフローとセンサーとの間の処理を抽象化する
WSS
- Web Sensor Server の略
- センサー/ アクチュエータとのやりとりををWeb APIを通して読み書きするためのサーバ
- HTTPのGETリクエスト、WebSocket通信ができる
- 実装例:kikoriPi+
システム概要図
※社内用資料から抜粋
解決したこと
以下の2環境で、同じフローが動作することを確認しました。(※社内資料から抜粋)
手元の開発環境(Mac + Groovy IoT) でも、ラズパイ上でも同じフローが動作することが確認できました。これによって、開発も捗ります。
理想の未来
- WSSという概念とそれを実装したGWが広がり
- それらに対応するDeviceDriverが広まれば
- enebularのフローがどのGWでも同じ用に動作する
このような未来になるといいですね。