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はじめに

2019年以来、4年ぶりにAWS re:Invent 2023に参加してきました。

2回目の参加となる今回。前回の反省を活かし、持ち込む荷物を限界まで切り詰めましたが、特に不自由なく過ごすことが出来ました。

この経験を後世に残すべくre:Invent 2024以降に参加する猛者たちに向け最小限の荷物でre:Inventに臨む基本戦略書を残しておきたいと思います!

なお、本コンテンツではパスポート、ESTAなどの持っていって当たり前のものには一切触れません。これはいらない、これはいるの最低限に絞って議論しますので、網羅的な持ち物リストが欲しい方はスルーしてください。

# 以降、簡潔さ重視で文体が変わりますが気にしないでくださいw

1. 事前準備編

まずは衣類の準備から考えていく。洋服は沢山あっても困るものではないのでついつい無駄なものを持って行きやすい。最低限の荷物に絞っていこう。筆者は今回、SWAGをもらえる前提で荷物は下記の通り絞っていった。

洋服 必要数 備考
ジップアップパーカー 1 基本装備。公式SWAGで同様のものをもらえることを期待して1枚のみ持参
パンツ 2 初日に履いていくものに加えてもう1本持参
パジャマ用パンツ 1 薄手のロング。部屋用。1週間これで乗り切る
Tシャツ 3 Expoでもらえることを見越して3枚
ソックス 3 Expoでもらえることを見越して3枚
下着類 滞在
日数分
洗濯する前提なら減らせる
ウルトラライトダウン 1 携帯しやすいアウターとして持参

着回し戦略

  • トップスは持参したジップアップパーカーと公式SWAGのフーディーを着回す
  • パンツは持参した2枚を着まわす。5K runを走るならラン用のパンツを追加でもう1本。筆者は薄手のスパッツとショートパンツを5K run用に持参
  • ホテルはTシャツスタイルで過ごす。シャワーを浴びたら新しいTシャツに着替え、パジャマ用パンツで寝るの繰り返し。部屋の温度設定を華氏80度(摂氏26.6度)にしておけば半袖でも余裕で生活できる。
  • 残りの滞在日数分のTシャツ、ソックスはExpoでゲットする。もらう前提の必要枚数なので全力でゲットしに行こう。
  • 下着類は滞在日数分。ExpoでAWS Certified Underwareとか配布しないかなぁww
  • 冬のラスベガスは極寒。ウルトラライトダウンは携帯性に優れるのでお勧めだが、体感3割くらいの日本人がネイビーのウルトラライトダウンを着ており没個性。おしゃれも楽しみたい人はユニクロは避けた方が良いかも(^^;)

洋服ゲット戦略

洋服をどのタイミングでゲットしていくかリストにしておいたので参考にしてほしい。Expoが開場になるタイミングで洋服を狙いに行くのが吉。ただし、もらいすぎると帰りに響くので心を鬼にして必要最低限に。

曜日/イベント名 ターゲット 説明
入国~月曜日 公式SWAGフーディー チェックインのタイミングで取りに行きたい。日曜以前に入国する人が多いと思うので入国初日にゲット。ハリー・リード空港でチェックインを済ませ、ベネチアンなどの会場でSWAGを受け取るのが効率的に良い。
月曜~火曜日/5K run ソックス 5K runのレジストでゲット。過去はTシャツだったこともあった様だがソックスを1枚ゲットできる。
月曜日/Expo Tシャツ類、ソックス類 Expoがオープンするのが通常月曜日の夕方頃。セッション参加のスケジューリングも必要。滞在中の洋服はここでゲットするので気合を入れよう。
火曜~ AWS認定Tシャツ re:Inventの参加者ならほぼ資格ホルダーだろう。忘れた頃にAWS Certified Tシャツが配られるのでこれもゲットしに行く。認定ラウンジでもらえるケースが多いが今回は公式SWAGの受け取りコーナーで配られた。
木曜日/re:Play Tシャツ re:PlayでもTシャツが1枚もらえる。最悪、足りなくなったらここで調達。最終調整用。

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ゲットしたSWAGの一部。右下のAppetite for Reductionはもらうつもりではなかったがガンズ好きの筆者は脊髄反射でブースに吸い込まれ、気づいたらもらっていたw

スーツケース選び

いわゆるSSサイズを選ぶ。これ重要。国際線、国内線どちらも機内に持ち込める。筆者は楽天で¥3,900で購入したSSサイズのスーツケース33Lで乗り切った。今回はこれに収まる容量の前提で荷物の話をする。

SSサイズのスーツケースで行くメリットは、何より荷物の機内預け入れが無いこと。セキュリティチェックの有無で、行き帰りのチェックインの待ち時間が30分違ってくる。帰りのハリー・リード空港では如実にこの時間差が体感できた。

また、当然バゲージロスもない。re:Invent2022ではとある飛行機の荷物を丸々ロストして大変なことになったとか…。こう考えればSSサイズのスーツケースで行くメリットが大きいことは間違いないだろう。

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筆者のスーツケース。2018のMS Buildに参戦した際に購入。特段、特徴も無いが安い割に頑丈で不満な点はない。

バックパック選び

地味に重要。ノートPCが2台入れられるスペースがあり、容量の拡張性が高いものを選ぶ。通勤用に使っているビジネスバッグで良いや、という判断は間違い。

re:Inventは学びの場。自分の足で歩き回って情報を集めにいく。その際の荷物入れがこのバックパックだ。帰りの荷物がスーツケースに収まらない場合の最終退避場所でもある。

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筆者のバックパック。Amazonで5,000円くらいで購入した謎の中国製。背中側がガッと開いてPCを2台挿入できる。タブレットやケーブル類をしまう収納なども付いており秀逸。それとは別に大きく広がる袋形状の収納もあるのでかなりの荷物が納めることができる。

2. 持ち物編

ここからは必要な持ち物について要不要を明確にしながら議論していく。様々な意見があると思うが筆者にとってはこれが正解だったので参考にしてほしい。

ノートパソコン2台持ち

個人的には必須レベル。会社支給PCはセキュリティが厳しい。弊社は全社的にRDPが禁止されているが、ハンズオンでWindowsインスタンスを立ち上げてRDPしろとか、いきなり詰むケースが多々ある。ワークショップ系は全て個人PCでこなせ。
2019のDeep Composerはこれでゲットできた。ただし、重い…。そこは体力でカバーしようw

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筆者のノートPCたち。ポータビリティを重視して軽いものを選んだ方が良いかもしれない。両者共に電源ケーブルの端子がType-Cだったので、軽くて携帯性の良いVAIOのケーブル1本に統一し共用した。

モバイルバッテリー

容量は10000mAhもあれば十分。筆者はAnker 633 Magnetic Batteryだけで余裕だった。

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分かりにくいが、2台同時充電している様子。Anker 633 Magnetic BatteryはMagGO対応でワイヤレス充電が可能。シャトルで移動する際にこんな風にすれば会社用と自前のスマホの充電はバッチリだ。特にマンダレイベイまでの移動は30分近くかかるのでこの機を利用しよう。PCは2台持ちなのでバッテリー切れになることはまずない。スマホの充電用と考えよう。

パスポートケース/サコッシュ

必須レベル。携帯性が良くかさばらないものが良い。空港でパスポートや搭乗券をちょっと出す時に有用。首からぶら下げるタイプが良い。これらをカバンにしまうと取り出しが面倒になる。ラスベガス滞在時も飲酒やカジノなどで身分証明用に提示を求められることが多い。パスポートを肌身離さず持っておくのにも使える。

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筆者のパスポートケース。2019参戦の際、上司が持っていていいな!と思い、帰国後に購入。その後、コロナ禍となり4年ぶりに陽の目を見ることに…。

シューズ

かなり重要。軽量で歩きやすいものを選ぶ。筆者は5K runを走る前提でPUMAのランニング用スニーカーで参戦した。5K runを走らなかったとしても1日に2万歩くらい歩くのでしっかりとシューズ選びをしたうえで臨みたい。

リップスティック

必須レベル。乾燥が激しく唇がカピカピになるので必ずカバンにひとつ入れておこう。

日本のお菓子

アメリカのお菓子は激しく甘く、日本人の口に合わないものが多いのでちょっとしたものを持参するのをお勧めする。筆者はリフレッシュ用のハードグミを2袋ほど持参した。

シェイバー

シェイバー類はかさばるのであえて持っていかず、割り切って髭ボーボーでワイルドに乗り切ることにした。エンジニアなんだしいいじゃない。

シャンプー、リンス、ボディーソープ

全て不要。欲しければルームサービスに電話すれば山の様に持って来てくれる。女子はそれだと厳しいかもしれないが…。最悪、現地調達で。

みそ汁、スープ類

1週間しか滞在しないので飲んでる暇はない。一般的に米国のホテルの部屋に湯沸かし器は無いので、これらを飲むつもりなら湯沸かし器も持参しなければならない。無駄な荷物の典型。喉が渇いたらIn-n-Outのピンクレモネードを飲もうw

現金

$50くらい換金して持って行ったが全く使うことがなかった。クレカで済む。荷物としてかさばるものではないが、円安の今、換金するメリットはない。必要だとすればピローチップくらい。

3. お土産購入戦略

帰りの荷物を増やす一番の要因といえばお土産だ。だが、自分が1週間仕事を休んでいる間、仕事の穴を埋めてくれた上司・部下に最大限の敬意を払い、最小限のお土産を選ぼう。コンパクトでコスパよしのものを最小限で選んでいく。

基本的にCVSやWalgreensで買えるものを選ぶのが良いだろう。本格的にお土産を買いに行く時間を取れるならコカ・コーラストアとm&m'sストアをハシゴすることをお勧めする。距離的にも近い。

なお、お土産は最終日のパッキングの量を見るためにもさっさと購入した方が良い。早々に決断して購入してしまおう。

ギラデリのチョコレート

迷ったらこれ一択。サンフランシスコ土産では?というツッコミはスルーでw

個包装になっているので配りやすい。ただ、アメリカンな甘さなので個人的にはダークチョコレートをお勧めする。筆者は4つ購入して仕事の関係者に配った。

なお、ラスベガスには公式店舗もいくつかあるが、そこで買うのは罠。CVSやWalgreenでコスパよく買おう。re:Invent2023時はCVSが\$7.29、Walgreenが\$7.99だった。ちなみにサンフランシスコ空港の免税店では\$11ちょい。免税って…何?w

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お土産用に購入したパッケージ。1袋に11枚入っていた。最初に2つ購入したがこれじゃ足りん!と思い、追加で2つ買い増し。帰宅時のパッキングの際はパッケージががかさばったので2つに4つ分のチョコレートをマージして持ち帰った。

ゴルフボール

会社では何故か偉い人たちがゴルフにご執心のことが多い。ゴルフボールは地味に喜ばれる。コカ・コーラストアでゴルフボールを売っているのでこれをまとめ買いすると良い。Las Vegasロゴ入りタイプが良いだろう。赤、白のバラ売りタイプと3個セットの2種類がある。

4. 帰宅編

最後に帰宅にあたってのパッキングについてまとめていく。洋服はすべて圧縮袋で圧縮する。これだけで勝ったも同然だ。出発直前まで着ていた衣類などはパッキングした後のスーツケースのスキマに入れていく。緩衝材にもなるし、わずかに残った最後のスペースの有効活用にもなる。また、帰国時に着る洋服は「かさばるもの」を中心に選ぶこと。

圧縮袋は3枚

帰宅時のパッキング必須アイテム。今回は2枚持ち込んだが微妙に足りなかった。事前に持参した洋服とイベントを通してゲットした洋服は圧縮袋3枚で収まるだろう。

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実際のパッキングの様子。圧縮袋2枚に洋服を全て詰め込んでスーツケースの片側が満席に。洋服がこのくらいの容量で収納できれば御の字。

ハイドレーションボトル

公式SWAGとしてフーディーと一緒にもらえる。ただし、帰りの荷物のパッキング時にスペースを圧迫する要因でもある。筆者は荷物に収まったので持って帰って来たが、必要に応じて切り捨てる判断も有用。なお、ハイドレーションボトルはAWS側でリサイクルをしている。持って帰らないと決めるなら、最終日に会場でリサイクルボックスに入れて来よう。

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最後の頼みのバックパック

最終日にパッキングして荷物が収まらない。どうしよう…。こうなった時の最後の綱はバックパックだ。かさばるものをバックパックに詰めていく。バックパック選びに手を抜くことなかれ…。

5. まとめ

re:Inventに限りませんが、海外旅行はいかに荷物を切り詰めていくかがカギです。今回はSWAGをゲットする前提で大胆に衣類を減らしていく戦略を取りました。正直、少々不安はありましたが、最悪、洋服が足りなくなるようならホテルで手洗いすればいいやくらいの気持ちで臨んだのが奏功しました。

公式フーディーをもらえなかったら一撃で詰む戦略ではありますが、もらえなかったらハードロックストアあたりで買いましょうw

以上、大胆に荷物を削っていく基本戦略をまとめました。今後、re:Inventに臨む猛者たちのパッキングの一助になれば幸いです。

では、次のre:Inventも楽しみましょう!


  • AWS は、米国その他の諸国における Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
  • その他、本資料に記述してある会社名、製品名は、各社の登録商品または商標です。
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