はじめに
kubectlコマンドはふだんから使わないと忘れてしまうのでその備忘録も兼ねて私がよく使うkubectlコマンドをまとめてみました。
クラスターのコンテキスト(接続情報)に関するkubectlコマンド
Kubenetesクラスターのコンテキストの一覧表示
kubectl config get-contexts
カレントコンテキストの表示
kubectl config current-context
コンテキストの削除
kubectl config delete-context <コンテキスト名>
カレントコンテキストの切替
kubectl config use-context <コンテキスト名>
リソースを参照するkubectlコマンド
リソースの種類を指定して表示する
kubectl get <リソース名>
実行例:Podの表示
kubectl get pod
全てのリソースを一括表示
kubectl get all
リソースの作成に関するkubectlコマンド
マニフェストを使用してKubernetesリソースを作成する
kubectl apply -f <マニフェストファイル名>
ちなみにファイルではなく、ディレクトリを指定するとそのディレクトリにある全てのマニフェストが適用されます。
リソースの削除に関するkubectlコマンド
マニフェストを指定してリソースを削除する
kubectl delete -f <マニフェストファイル名>
マニフェストファイル名を指定せずリソースを削除
どのフォルダでリソースを作成したか分からなくなったときに便利です。どのディレクトリにいても実行できます。
kubectl delete <リソースの種類> <リソース名>
実行例:Podを削除
kubectl delete pod sample-pod
デバッグに便利なkubectlコマンド
Podの現在の状態を標準出力
kubectl describe pod <pod名>
Podの中で行われた処理を標準出力
kubectl logs <Pod名>