RDS(Amazon Relational Database Service)
AWSが提供しているリレーショナルデータベースサービス。
使用できるデータベースエンジンはPostgreSQL,Amazon Aurora,Oracle,Microsoft SQL Server,MySQL,Maria DBの6種類。RDSではサーバーの選定やOSインストールといった作業が不要であり,開発者の負担が少ない。
RDSマネージドサービスの内容
RDSではいずれのデータベースエンジンも,マネージドサービスとして提供される。
マネージドサービスとしてサポートされる内容は以下。
拡張性
スケールアップ・スケールダウンを簡単に行うことができる。
高可用性
稼働中のシステムがダウンした時,自動で別のシステムに切り替える自動フェイルオーバーをサポート。また,マルチAZ構成を設定することで,自動的に異なるAZに2台のRDSが構築される。99.9%のSLAがあるので,高い可用性が期待できる。
自動バックアップ
以下のデータをデフォルトで7日間自動でバックアップし,S3へ保存する。
- 1日1回,バックアップウィンドウで指定した次官でのDBスナップショット
- 5分間隔のトランザクションログ
メンテナンス
OSのパッチ適用やバージョンアップ作業は週に1回,メンテナンスウィンドウという利用者が設定した時間で実施される。
暗号化
データの保管時と転送時に暗号化できるため,データを安全に利用・管理することができる。
リードレプリカ
読み取り専用のDB。パフォーマンス向上のために,プライマリとなるデータべースを非同期で複製する機能。大量の読み込みリクエストが来た際も分散処理ができる。
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最大5台までリードレプリカを構築して,リクエストをオフロード(負荷を分散させること)できる。ただしリードレプリカはプライマリのデータが非同期に反映されるため,常に最新のデータが返されると限らない。
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任意のタイミングでスタンドアロンDBインスタンスへ昇格できる。
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災害等の対策のため,クロスリージョンレプリカを作成できる。ただし,リードレプリカにはMicrosoft SQL Serverや一部のリージョンでは使用できない。
DMS(AWS Satabase Migration Servie)
データベースの移行サービス。オンプレミスからAWS,AWSからAWSのデータベース移行が可能。移行期間中でもDBを使用できる。
参考
https://www.youtube.com/watch?v=JX72pTL8w1w&list=PLPzcoMdqG5noLR7rAc552mvPADUmmdSt1&index=14
AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書