CloudFrontとは
動画やアプリケーションなどのコンテンツを迅速かつ安全に伝送する,高速コンテンツ伝送ネットワーク(CDN)サービスのこと。世界規模のデータセンターであるエッジロケーションのネットワークを使い,コンテンツを配信することでS3やEC2から配信するより速く配信することが可能。
CloudFrontを使ったコンテンツ配信は,ディストリビューション(ドメインごとに作成されるCloudFrontの設定の集合体)を作成することで実現。
キャッシュのヒット率やエラーの発生状況などはCloudWatchで確認できる。
CDN(Content Derivery Network)
Webコンテンツの安定的な配信を実現するために構成されたネットワーク。世界中にあるキャッシュ型配信サーバからコンテンツを配信することで,コンテンツの表示速度を加速させる。またこれによって,オリジンサーバー(コンテンツを配信するサーバ)の配信作業の負担を減らすことが可能。
クライアントはまずエッジサーバ(オリジンサーバのコンテンツの一部を一時的に保持(キャッシュ)する)にアクセスし,エッジサーバにコンテンツがあればそのままクライアントに返却する。
無ければオリジンサーバから取得する。取得したコンテンツはキャッシュサーバに格納。
CloudFrontの設定項目
項目 | 説明 |
---|---|
Origins | オリジンに関するパラメータを設定 |
Behaviors | キャッシュの挙動やオリジンのアクセスの仕方を指定 |
Distribution Settings | ディストリビューション全体に影響するパラメータを設定 |
メリット
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安全性
セキュリティ面で優れたCDNであるため,安心して使用できる。またCloudFrontはドメインの証明書を使用でき,ユーザからHTTPSのアクセスを受けることでデータを保護できる。 -
低レンテンシー
世界中にエッジサーバーを持つため,あらゆる場所からのアクセスに対応可能。
参考
https://www.youtube.com/watch?v=HqbQFS-o8EY&list=PLPzcoMdqG5noLR7rAc552mvPADUmmdSt1&index=13
AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書