ストレージとは
データを長期間保存するための記憶装置。
ストレージ | 説明 |
---|---|
ブロックストレージ | 高速なデータアクセスに有効 |
ファイルストレージ | 複数のクライアントからのデータアクセスに有効 |
オブジェクトストレージ | APIを使って接続 |
ブロックストレージ
データをブロックという単位で分割して管理するストレージ。データを格納するブロックには一意のIDが付与され,データアクセス時にこのIDを使用する。このアクセス方式をブロックアクセスという。データへのアクセスはOSが提供するファイルシステムを使用。
EBS(Elastic Block Store)
EC2向けにブロックストレージを提供するサービス。
ファイルストレージ
データをファイルとみなし,階層構造になったフォルダに保存するストレージ。データアクセス時にはデータが保存されているパスを指定する。
ファイル共有機能を持ち,ネットワークごしにファイルストレージへマウントすることでPCやサーバでデータを保持しているかのように扱える。
EFS(Amazon Elastic File System)
共有ファイルストレージサービス。複数のEC2インスタンスからマウントし共有して利用することが可能。
オブジェクトストレージ
1つのデータをオブジェクトという単位で管理する。
S3(Amazon Simple Strage Service)
オブジェクトストレージを提供するサービス。
AWS Strage Gateway
オンプレミス環境とAWSを連携させてオンプレミスのバックアップを取得するゲートウェイサービス。オンプレミスにあるサーバーとS3などのストレージを連携させることができる。
オンプレミス側にStrage Gateway 仮想マシンを作成し,仮想マシン経由でデータのバックアップを行う。AWS上のストレージにデータを保存することで可用性,耐障害性の向上が期待できる。
ゲートウェイタイプ | 説明 |
---|---|
ファイルゲートウェイ | オンプレミスのファイルをS3に保存 |
ボリュームゲートウェイ | ディスクデータをS3に複製 |
テープゲートウェイ | 既存の物理テープ型にバックアップしつつ,仮想化されたテープ型ストレージ(S3)にデータをバックアップ |
Snowball
物理ストレージデバイスを使用してAWS環境にペタバイト級の大量データを転送できる。
参照
https://www.youtube.com/watch?v=59autczYjXI&list=PLPzcoMdqG5noLR7rAc552mvPADUmmdSt1&index=8
AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書