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VisualStudioからOracleストアドプロシージャをシームレスにデバッグする

Last updated at Posted at 2017-03-31

なぜやるのか

Oracleのストアドプロシージャなどでビジネスロジック記述し、画面側などは.netで記述されているプロジェクト構成は多くあると思います。
ただここで問題なのは.netプロジェクトからODP.NETなどを利用して、Oracleストアドプロシージャを呼び出すときにデバッグするには、以下の手順でやる必要があり、非常に《面倒くさい》という点でした。

1.VisualStudioのデバッグでストアドプロシージャに渡すパラメータを探る
2.SQLDeveloperなどのツールを利用してデバッグする

いちいちツールを切り替えずにVisualStudioでシームレスにデバッグしたい!というのが発端です。

環境

Windows7 Professional ServicePack1

VisualStudio 2013
Version 12.0.21005.1 REL
試していないがおそらくVisualStudio 2015でも可能

OracleDeveloperTool for VisualStudio
Version 12.1.2500
Oracle12c用との事だがOracle11gで試したところ動作するのが確認できた。

前提

・Oracle Database Server 11g すでにどこかの端末にインストールされていること
・Oracleクライアントが開発端末にインストールされていること

手順

1.VisualStudio 2013をインストール

インストーラーを起動し、指示通りにインストール

2.OracleDeveloperTool for VisualStudioをインストールする

インストーラーを起動し、指示通りにインストール

3.データ接続を追加

・VisualStudioサーバエクスプローラからデータ接続を選択する。
・右クリックメニューから接続の追加を選択する。
・ユーザー名・パスワードを設定する。
・接続タイプ「TNS」か「EZ接続」かを選べる(筆者はEZ接続を選択した)。
・情報を入力後、テスト接続ボタンを押下して接続できるか確認する。
・OKボタンを押下すると設定が保存され、Oracleの表やプロシージャが参照できるようになる。

4.OracleDeveloperToolの設定をする

・VisualStudioのメニュー>ツール>Oracleアプリケーションのデバッグを選択する(チェックマークが付く)
・VisualStudioのメニュー>ツール>オプションを選択する
・Oracle Developerツール>PL/SQLのデバッグを選択
・IPアドレスにOracleサーバのIPアドレスを指定する。
・データベース接続でデバッグしたいプロシージャが含まれる接続情報にチェックを入れる。

5.プロシージャをデバッグ用にコンパイルする

・VisualStudioサーバエクスプローラからデバッグしたいプロシージャを選択する。
・右クリックメニューから「デバッグのコンパイル」を選択する。

6.VisualStudioからデバッグ実行する

・プロシージャ上にブレークポイントを張る。
・VisualStudioでF5を押してデバッグ実行する。

参考

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