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IntelliJ IDEA / PhpStormとdockerのPHPでブレークポイントを使ってデバッグする方法

Last updated at Posted at 2021-11-23

xdebug php.iniの設定例。

; 以下の設定だと、IntelliJのRUNではxdebug.modeの設定が無しで実行されるのでmode=developとして実行され、
; DEBUGではIntelliJ側でxdebug.mode=debugが設定されて実行されるのでブレークポイントが働くようになります
xdebug.mode=develop

xdebug.start_with_request=yes
xdebug.client_host=host.docker.internal
xdebug.client_port=9003
xdebug.log=/var/log/php/xdebug.log

上記はPHP8 xdebug3の設定です。
※PHP7xdebug2だと設定キーと値が異なります

Dockerの設定追加

Virtual machine pathとLocal Pathの対応が一致するように、Path mappingsも設定しましょう。例えばDockerの/var/www/abc.phpが、ホストの/Users/xxx/src/abc.phpと一致させるような設定です。

スクリーンショット 2021-11-13 17.22.12.png

PHP CLI Interpreterの設定追加

PHP Remote Interpreterのプラグインが必要です。「...」をクリック。

スクリーンショット 2021-11-13 17.31.51.png

Serverは先ほど追加したDockerを指定。今回はDocker Composeを使っているので、Configuration filesでdocker-compose.ymlを指定。ServiceにはPHPが動作するサービスを指定します。

スクリーンショット 2021-11-13 16.44.27.png

Runを実行してみる

試しにLaravelのartisanを実行。

スクリーンショット 2021-11-13 17.48.55.png

artisanの標準出力を確認できればRemote Interpreterの設定は問題ないです。DockerのPHPで実行できてます。

スクリーンショット 2021-11-13 17.50.48.png

ブレークポイントを設定して、Debugを実行しても止まらない

Start Listening for PHP Debug ConnectionsでListening状態にします。緑色になっていればOK。

スクリーンショット 2021-11-13 17.54.10.png

artisanの最初の行でブレークポイントを設定して、Debugを実行してみます。

スクリーンショット 2021-11-13 17.58.38.png

しかし、ブレークポイントで停止せず、以下のエラーが表示されました。

Connection was not established.
Probably 'xdebug.remote_host=host.docker.internal' is incorrect. Change 'xdebug.remote_host'

スクリーンショット 2021-11-13 17.52.14.png

IntelliJ IDEA側の実行ログを見ても-dxdebug.client_host=host.docker.internalがあるのですが、incorrectと表示されます。
エラーを回避するため、設定を加えます。

デバッグ実行できるよう設定を追加

php実行側の接続先の名称と、IntelliJ IDEA / PhpStormの名称を揃えて、一致させるような設定です。
名称を「laravelproject-php-xdebug-server」とします。

環境変数PHP_IDE_CONFIGの設定

docker composerの設定例です。

version: "3"
services:
  laravelproject-php-xdebug:
    environment:
      PHP_IDE_CONFIG: "serverName=laravelproject-php-xdebug-server"

IntelliJ IDEA / PhpStormのPHP Serversの設定

Serversに「laravelproject-php-xdebug-server」を追加。path mappingsも設定します。

スクリーンショット 2021-11-13 21.26.41.png

PHP CLI InterpreterにConfiguration Optionsを追加

以下設定を加えておかないと接続が不安定なので追加します。

-dxdebug.client_port=9003 -dxdebug.client_host=host.docker.internal

スクリーンショット 2021-11-13 22.06.10.png

DEBUG実行時に、xdebug.client_portは9000で勝手にセットされるみたいで9003を別途設定しています。xdebug.client_hostもhost.docker.internalで自動セットされるので不要っぽく見えるのですが、なぜか無いと接続できない時があってその原因がわかってないので、とりあえず追加しています。

改めて、ブレークポイントを設定して、Debugを実行

無事、停止されました。

スクリーンショット 2021-11-13 22.00.51.png

dockerのbashからデバッグ実行する

dockerのシェルからデバッグを開始したい場合。

# -dxdebug.mode=debugを追加してphpを実行
$ PHP_IDE_CONFIG=serverName=laravelproject-php-xdebug-server php -dxdebug.mode=debug artisan 
# または、以下だけでも動作する
$ php -dxdebug.mode=debug artisan
# 別方法
$ XDEBUG_MODE=debug XDEBUG_SESSION=session_name php artisan

php.iniでxdebug.mode=developにしているため、debugを指定しました。

IntelliJ IDEA / PhpStormからPHPUnitをデバッグ実行する

Test Frameworksを追加します。Test RunnerのDefault configuration fileは、virtual側のパスでphpunit.xmlを指定します。

スクリーンショット 2021-11-13 22.46.25.png

PHPUnitのTestファイル開いて、「>>」の「Debug〜」からDEBUGを実行します。

スクリーンショット 2021-11-13 22.48.00.png

ブレークポイントも動作しています。

スクリーンショット 2021-11-13 22.48.14.png

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