こんにちは。パエリアです。
2021年10月でインフラエンジニアになってからちょうど2年になりましたので、自分の振り返りを含め、取得した資格や経緯について書いていきたいと思います。
私は地方に住んでいますが、入社時からクラウドエンジニアになりたいと思いながら勉強を進めていました。
資格のおかげもあって、現在はクラウドエンジニアとして働いています。
資格取得の賛否について
エンジニア業界では資格より経験や実務という文化があります。
私もそう思います。
しかし、中には「資格だけ持っていてもなんの意味もない」という意見も聞かれますが、個人的には「持っていないよりは持っていたほうが良い」と思います。
確かに試験勉強だけでは仕事はできませんが、実務がないのであればせめて資格(取得によって得られる知識)くらいは持っていたほうがよい、と思うからです。
資格の中には模擬試験とほとんど同じ内容の試験で丸暗記だけで受かる試験もありますが、それでも何もしないよりはましですし、継続的に資格取得するだけでも勉強する意欲があることはアピールできるからです。
それでは、IT完全未経験の元看護師が2年間で取得した資格を紹介します。
2021年10月現在に取得しているIT資格 (おおよその勉強期間) (取得順)
1年目
- CompTIA A+ (6週間)
- CompTIA Network+ (4週間)
- LPIC Level 1 (6週間)
- CompTIA Server+ (3週間)
- CompTIA Security+ (3週間)
- CompTIA Cloud+ (4週間)
- AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト (6週間)
- AWS認定システムオペレーション(SysOps)アドミニストレータアソシエイト (4週間)
2年目
9. Azure Fundamentals (6週間)
10. ORACLE MASTER Bronze 12c (6週間)
11. CompTIA CySA+ (3週間)
12. AWS認定デベロッパーアソシエイト (4週間)
13. AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル (8週間)
14. AWS認定DevOps エンジニアプロフェッショナル (8週間)
だいたい2ヶ月に1つ取得しているペースですね。
中には1つの資格を取るのに試験を2つ合格しなければいけないものもありますので、不合格を含め受験回数は20回近いです。おそらく通っている?試験会場の中ではかなり常連なのではないでしょうか。
全部を乗せるのは難しかったので、少しだけバッジを載せておきます。(個人的にはAWSの六角形がかっこいい)
私は、はじめにも書いたとおり入社時よりクラウドエンジニアを目指していました。
クラウドといえばAWSだと思っていたので、AWS SAAの取得を入社時からの目標にしていました。
とはいえ、完全未経験でITについて何も知らなかったので、基礎的な部分でLPICやCompiTIAシリーズを取得してからAWSの資格を取得したという流れでした。
完全初心者だと取得したい資格はたくさんあるけど、どれから取っていけばよいか悩むことがあると思います。
おすすめの資格取得の順番
個人的には概ね私が取得していった順番で取っていくのがおすすめですが、未経験者が最短でクラウドを学ぶのに効率よく知識をつけていきたいのであれば
LPIC → CompTIA Network+(勉強だけでも可) → AWS クラウドプラクティショナー → AWS ソリューションアーキテクト-アソシエイト(SAA)
の順番で取るのが良いと思います。
LPIC と CompTIA Network+ でサーバーとネットワークの知識をある程度つけてからクラウドの勉強をする方が理解が深まりますし、実際にAWSを使ってみようと思ったときにAWS(クラウド)の知識だけでは難しいと思います。
それぞれの資格の有用性
主観ですが、それぞれの資格の有用性についても簡単に書いていきます。
LPIC、というかLinuxはクラウド、オンプレ関係なくインフラエンジニアなら避けて通れないものなので、初めの方に取っておいてよかったです。実務でもその時の知識を使うことは多いです。
CompTIAシリーズどの資格も広く浅くという内容でした。取得した方がいいかと言われると悩みますが、未経験の私としてはIT全般の基礎知識はCompTIAシリーズで学べたのでよかったと思います。(ただ試験料がとても高いので、自費だとしたら取得はおすすめしません。)
AWS SAAは実務未経験でも合格できる資格だと思うので、もしクラウドエンジニアになりたいなら早めに取るのが良いと思います。
その他のAWSの資格もきちんと勉強すれば取得自体は可能ですが、意外と取得者が多くないので希少性をアピールできるかもしれません。(結局実務経験なしだとアピールとしては弱いかもしれませんが)
Oracle Bronze は今は Oracle Bronze DBA という試験1つで資格取得できますが、せっかくなのでSQLについても勉強したかったので、旧試験の 12c を取りました。DBAの方が簡単という噂もあるので、評価的にも今はまだ DBA より旧試験の方が高そうです。悩みどころではありますが、私は 12c をおすすめします。
私の今後について
資格はある程度取得していますが、まだまだ経験や知識は足りないと感じています。
今後も資格勉強は続けていく予定で、まだ取得していないCCNAやマルチクラウドに対応できるようにAzureやGCPの資格を今後1年かけて取得していきたいと考えております。
また、将来的には構築、もしくはDevOps的な仕事をしていきたいと考えており、Pythonなどのプログラミング言語も勉強しています。
コードを書くこと自体は好きなので、もう少しだけ手を広げて勉強していって、来年には自分の得意分野を見出して、その分野に特化して勉強を続けていこうと今は考えています。
最後に、せっかくそこそこな数の資格を取得したので個人的に難しかった資格ランキングを発表します。
とはいえ、単純に初めの方に取得した資格はそもそもITの知識が乏しかったので、当時はすべてが難しいと感じていたので単純な比較は難しいですが。
難易度ランキング3位
LPIC Level 1 (102)
一般的な難易度はそれほど高くないと思いますが、Linuxって何?おいしいの?っていうところから始まったので、理解するのに苦労した記憶があります。
難易度ランキング2位
AWS認定システムオペレーション(SysOps)アドミニストレータアソシエイト
AWSの試験で唯一2度受験した試験です。
SAAがそれほど難しくなかったので、たかをくくったことが直接の原因ですが、SAAに比べて個人で使えるサービスが少ないので、そういう意味でも難易度が高いと思います。
難易度ランキング1位
AWS認定DevOps エンジニアプロフェッショナル
これは一番最近受験した試験ですが、一番難しいと感じた部分は情報量の少なさです。
AWSは最近人気なので、本やネット上でも情報が探せますが、プロフェッショナルレベルの試験までであればこれが一番情報量が少ないです。
単純な難しさもありますが、勉強のしにくさという理由もあり、1位といたしました。
AWS資格についてはそのうち記事を書きたいと思います。
それでは、また次回。