3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Delphi 12.2のスマート機能でCodeLlamaの日本語化されたモデルを試す

Posted at

Delphi 12.2から利用できるようになったスマート支援機能ですがOllamaで公開されているcodeLlamaでは日本語で出力されませんでした。

そこで,codeLlamaで日本語が使えるようにしたモデルがないか調べてたところELYZA-japanese-CodeLlama-7bを見つけました。

ELYZA-japanese-CodeLlama-7bは,ELYZA社が提供するcodeLlamaに日本語の追加学習をしたモデルで,ELYZA-japanese-CodeLlama-7b-instructは事後学習もしているそうです。Hugging Face https://huggingface.co/ で公開されていました。しかし,Ollamaですぐ使えるものは公開されていませんでした。
そこで,ELYZA社が提供するLlamaをOllamaで動かす手順を開設する記事を見つけ,ggufファイルがあれば可能なのではないかと思いつきました。

再度Hugging FaceでELYZA-japanese-CodeLlama-7bのggufファイルが提供されていないか調べたところ

を見つけました。Ollamaを使ってダウンロードし利用できるコマンドがそちらで公開されています。

いくつか量子化のバリエーションがあるので,どれを使えばよいか迷ったのですが,こちらの記事を参考に選択しました。

試すだけであればまずはQ2_Kでしょうか。試したのですがうまく動かず,Q5_K_Mで動作を確認しました。

と同じようにOllamaのプラグインで指定するモデル名を
hf.co/mmnga/ELYZA-japanese-CodeLlama-7b-instruct-gguf:Q2_K
に変更すれば利用できます。

関数一つを対象にして試してみたところ,モデルはVRAMに収まっていたのですがcodeLlamaより処理に結構な時間がかかりました。出力された内容もちょっと怪しいです。
かなり長いプロンプトを処理を始める前に渡しているようで,日本語にはそれが反映されないのではないかと感じました。

日本語での運用にはまだ課題がありそうですが,別のLLMモデルを試すことができて興味深かったです。

皆様の参考になれば幸いです。使い方などで問題があればお知らせいただけるとありがたいです。

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?