この記事の目的
UbuntuやLinuxをほとんど触ったことがない人間がRedashが便利と聞きつけて構築しようと思い立ち、つまずきながら何とか構築できました。その記録です。
- 先述の通り、Ubuntu、Linux初心者なので間違っている可能性があります。
- Redashのインストール以外の作業も行っています。
構築作業
Ubuntuインストール
VMware ESXi 6.0.0上にUbuntuの仮想マシンを構築しました。
テスト目的だったのでサイジングは適当、かつ小規模です。
- CPU
1 vCPU - メモリ
4 GB - ストレージ
100 GB
Ubuntuは18.04.1、日本語 Remixを使用しました。
以下からisoを取得しました。
https://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix
Redash構築前準備
curl
curlをインストールしました。
$ sudo apt install curl
open-vm-tools
「仮想マシンにはVMWareToolsを入れるもんだ」と何も考えずにvSphere Clientからインストールしましたが、インストール中も「Legacyだよ」とか何とか言われて変だな、と思ったらopen-vm-toolsを推奨するとのことでした。1
open-vm-toolsをインストール。
$ sudo apt-get install open-vm-tools
Redash構築
setup.shをダウンロード
$ curl -OL https://raw.githubusercontent.com/getredash/redash/master/setup/setup.sh
ここで結構難儀したのですが、ググって出てくるコマンドをそのまま実行しても404(Not Found)が返ってきてしまいました。
URLを調べたところ、githubのリポジトリの構成が変更されていて、かつbootstrap.shではなくsetup.shで構築するように変わった模様。
setup.shの実行権限を付与
$ chmod +x ./setup.sh
setup.shを実行
$ sudo ./setup.sh
必要なソフトウェアのダウンロード、インストールを自動でやってくれます。
完了メッセージ等は特にないので、コマンドライン上にエラーが出ていないことを確認します。
動作確認
ブラウザで仮想マシン(Ubuntu)のホスト名 or IPアドレスを指定すればアクセスできます。
http://[ホスト名 or IPアドレス]
adminユーザーの設定画面が表示されればOKです。
その他
所要時間
途中で色々つまずいて調べたりしたため時間を要しましたが、上記手順だけであればUbuntu構築からでも2時間程度でRedash使用開始まで到達できるかと思います。2
参考
構築にあたっては以下のサイトを参考させていただきました。
https://weblabo.oscasierra.net/redash-ubuntu1604-install/
https://www.climb.co.jp/blog_vmware/vmware-6346
http://ariarijp.hatenablog.com/entry/2016/07/03/162921
課題
- メール設定をしていないため、Alertのメールが飛ばない状態です。
- adminページ(http://[ホスト名 or IPアドレス]/admin)で、Queryのタブを選択すると500(Internal Server Error)となるため原因を調べる必要があります。
-
仮想ホストの性能や仮想マシンのサイジングによって変わります。 ↩