はじめに
本記事ではKubeflowのローカルへのインストール方法を解説します。現時点でKubeflowのインストール方法について解説した日本語記事が存在しないため、これから利用する方の参考になれば幸いです。
NOTE: 本記事で解説する方法は、2022年5月現在の最新版であるv1.5のインストール方法です。
事前準備
Kubeflowをインストールするために以下のツールが必要ですので適宜インストールしてください。
インストール方法
インストール方法はいくつかあるのですが、今回は最も簡単な方法であるKubeflowが用意してくれている公式のスクリプトを用います。
- MinikubeやKindなどを用いてKubernetesクラスターをお手元のPC上で起動します。
- 以下のスクリプトを実行し、KubeflowをKubernetes上にインストールします。インストールは10分程度かかります。
$ git clone https://github.com/kubeflow/manifests
$ cd manifests
$ ./hack/setup-kubeflow.sh
エラーっぽい文が出力される時がありますが、スクリプトが終了していなければ問題ありませんのでそのまま待ちます。
スクリプトが終了したら以上でインストール完了です。 KubernetesクラスタにKubeflowがインストールされています。
以下のコマンドでKubeflowの名前空間でPodが立ち上がっていることを確認することができます。
kubectl get pods -n kubeflow
UIにアクセスする
ここではKubeflowのUIにlocalhostからアクセスするための方法を説明します。
KubeflowのWeb UIにアクセスするにはkubectlを使ってポートフォワードをする必要があります。以下のコマンドを実行後、localhost:7777`でログイン画面にアクセスできます。
$ kubectl port-forward svc/istio-ingressgateway -n istio-system 7777:80./local/port-forward.sh
ログインするための初期パスワードは以下の通りです。
email: user@example.com
password: 12341234