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製造業のBOMについて

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●はじめに
これまで金融関連の知識しかありませんでしたが、製造業の基幹システムPJにアサインされ、そこで学んだ製造業に関する事のメモとして記録を残します。(プログラムやSQLに直接関連する内容ではありません。)
今回、未経験の業界(これまで社内SEだったので)のシステム開発に携わり、プログラマー・システムエンジニア問わず技術的知見も然りまず、業務への理解が不足していると開発、運用、保守全てにおいて質の高い仕事は出来ないと思いました。また、当たり前ですが、担当する工程が上流に行けば行くほどその傾向は顕著に現れると思い、将来の為に書き留めます。

●BOMとは
BOMとは、製品を作るのに必要な部品を一覧にし、製品の製造に関する重要な情報について端的に示したものです。製造に必要となる部品表は、設計部門で作られ、生産部門へと引き渡されます。生産部門では部品表を生産管理に必要な形に整え、スケジュールに落とし込みます。

●BOMの分類
BOMは用途によって数種類に分類されます。

◆M-BOM
→製造部品表
製品の組立に必要な部品リストで表示します。製造(加工・組立・外注)に必要な部品・資材情報と工程順序情報を表し、生産スケジュールや生産指示、工程管理、部品手配(サプライヤーへの発注のタイミング)に活用されます。
◆E-BOM
→設計部品表
開発・設計段階で利用されます。部品やモジュールの使用、設計情報(図面データ)、技術情報などが表示され、部品やモジュールの詳細情報を提供します。
◆S-BOM
→販売部品表
販売支援で使用される販売部品表です。
◆他にも種類はありますがここでは割愛します。

●最後に
冒頭で述べたPJで関連のあったBOMは、主にM-BOMでした。最初は深く考える事なくスルーしてきたBOMですが、製造業を調べれば調べるほどなくてはならないモノだと思いました。
PJでは主に、データ移行を担当した為、各テーブルにBOMに関連する項目が多くある事も分かり、製造業にとって重要なモノなのだと実感した次第でした。
これからも、断片的なシステムだけでなく全体のアーキテクチャを意識する事に加えて、業務内容や業務フローに関する知識を習得しつつ業務に取り組んで行こうと思います。

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