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[VuePress/Netlify]markdownだけでWebページを作成して公開するまで

Last updated at Posted at 2019-12-07

概要

  • markdownでドキュメントを書いてそれをWebページ化して公開するまでの話です
  • markdown以外にも設定ファイルなどはいじりますが、プログラミングすることなくページを作成して公開できます
  • 自分の場合は簡単なハンズオン資料など作る時によく活用しています

demo.gif

  • 少し長くなってしまいましたが、この手順通り進めれば公開までできるので試してもらえると嬉しいです

登場する技術やサービス

  • VuePress
  • GitHub
  • Netlify

VuePress

vuepress

  • https://vuepress.vuejs.org/
  • 今回のメインで、markdownをインプットにWebページ(HTML/CSS/JavaScript)を生成できるライブラリです
  • Vueのコンポーネントを作ってカスタマイズなどできますが、markdownを書くだけでも十分便利なライブラリです

GitHub

github

  • https://github.co.jp/
  • 説明するまでもないですが、設計図共有サイトGitでバージョン管理しているソースコードをWeb上で管理できるサービスです
  • 今回はNetlifyとの連携のためにVuePresを使ったファイルをGitHubにアップロードします

Netlify

netlify

  • https://www.netlify.com/
  • 静的ファイルのホスティングサービスです
  • GitHubとの連携が簡単で、指定したリポジトリのコンテンツを簡単に世の中に公開することができます

事前準備

VuePressでページを作る

セットアップ

  • 以下のコマンドを順番に実行してください
mkdir vuepress-sample
cd vuepress-sample
npm init -y
echo 'node_modules' > .gitignore
cd vuepress-sample
  • 本筋から逸れるので説明は省きますがディレクトリ内が以下のような状態になっていればOKです
vuepress-sample
├── .gitignore
└── package.json
  • vuepress-sampleディレクトリ内で以下のコマンドを実行しVuePressをインストールします
npm i vuepress
  • node_modulesディレクトリの中にインストールしたライブラリが配置されます
vuepress-sample
├── .gitignore
├── node_modules
├── package-lock.json
└── package.json

ローカルで動かしてみる

  • vuepress-sampleディレクトリにREADME.mdを作成して以下の内容を記載します
README.md
# Hello Vuepress

- こんにちは
  • 以下のコマンドで起動します
    • 停止はctl + c
npx vuepress dev
  • 起動が完了したらhttp://localhost:8080 にアクセスしてみましょう
    スクリーンショット 2019-12-04 23.03.16.png

  • markdownで書いたファイルがWebページ化されています!

複数ページ作成してみる

  • 複数ページ作成して遷移させたり、サイドメニューを表示させたりしてみます

markdownファイルの作成

  • docsディレクトリを作成しそこにファイル作成します
docs/index.md
# MDCアドベントカレンダー

- MDCの2019年のアドベントカレンダーです
docs/article_1.md
# 1日目の記事

- 1日目の記事です
docs/article_2.md
# 2日目の記事

- 2日目の記事です
docs/article_3.md
# 3日目の記事

- 3日目の記事です

設定ファイルの作成

  • 続いて設定ファイルを作成します
docs/.vuepress/config.js
module.exports = {
  title: 'MDCアドベントカレンダー',
  themeConfig: {
    sidebar: [
      '/',
      '/article_1',
      '/article_2',
      '/article_3',
    ],
  },
};

起動スクリプトの設定

  • 最後に起動スクリプトの設定をします
  • package.jsonを修正して下さい
    • scripts内のstartbuildの行を追加しています
{
  "name": "vuepress-sample",
  "version": "1.0.0",
  "description": "",
  "main": "index.js",
  "scripts": {
    "start": "vuepress dev docs",
    "build": "vuepress build docs",
    "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
  },
  "keywords": [],
  "author": "",
  "license": "ISC",
  "dependencies": {
    "vuepress": "^1.2.0"
  }
}

動作確認

  • vuepress-sampleディレクトリで以下のコマンドを実行し起動します
npm start

sample.gif

  • 一気にそれっぽくなりました!

GitHubにアップロードする

  • NetlifyでWeb上に公開するために、まずはGitHubにソースコードをアップロードします
  • まずはgitのセットアップ
    • vuepress-sampleディレクトリで以下のコマンドを実行して下さい
git init
  • 次にGitHubでリポジトリを作成しそのURLを設定します
  • https://github.com にアクセスしてリポジトリを作成して下さい

スクリーンショット 2019-12-04 23.43.52.png

  • 作成できたらURLをコピーしてローカルのソースコードと紐付けます
git remote add origin https://さっきコピーしたURL
  • GitHubにファイルをアップロードします
git add .
git commit -m "vuepressのサンプルを作成した"
git push origin master
  • 実行後GitHubのリポジトリのページにアクセスしてファイルがアップロードされてればOKです

スクリーンショット 2019-12-04 23.47.45.png

Netlifyにデプロイ

  • 最後はNetlifyにデプロイしてWeb上に公開してみます
  • まずはhttps://www.netlify.com/ にアクセスしてSignUpしてください
    • GitHub連携で登録すれば一瞬です
  • ログインが完了したら先程作成したリポジトリを連携させます

スクリーンショット 2019-12-04 23.57.10.png
スクリーンショット 2019-12-04 23.59.10.png

  • 連携が完了すると自動でビルドが走ります
  • 少し待ってURLが黄色から緑色になったらデプロイ完了です!

スクリーンショット 2019-12-05 0.01.13.png

  • さっそくURLにアクセスしてみましょう

スクリーンショット 2019-12-05 0.02.01.png

  • ローカルで動かしたときと同じものが表示されてます!
  • あなたが作成したWebページが全世界に公開されました!

ページの更新

ページ更新の一連のながれ

  • ページを更新する場合は、ローカルで修正してGitHubにアップロードすると自動でNetlifyのビルドが走ります
  • なので基本の手順は
    • ①ローカルで編集/動作確認
    • ②GitHubにアップロード
    • ③Netlifyに自動デプロイ
    • といった流れです

ページを更新してみる

  • markdownを書き換えてもいいですが今回はVuePressのチップスを紹介しつつページの更新をしてみます

テーマカラーの変更

  • デフォルトはVueのテーマカラーである緑色が設定されています
  • docs/.vuepress/styles/palette.stylというファイルでカスタマイズできます
docs/.vuepress/styles/palette.styl
$accentColor = #28a6cf // 選択中部分の文字の色
$textColor = #2c3e50 // 文字の色
$borderColor = #eaecef // 区切り線の色
$codeBgColor = #282c34 // ソースコードエリアの背景色

画像の埋め込み

  • 画像を埋め込みたい場合は画像ファイルをdocs/.vuepress/publicの中に配置します
  • お好きなファイルをimage.pngという名前でdocs/.vuepress/publicに配置して下さい
  • トップページに画像を埋め込んでみます
docs/index.md
# MDCアドベントカレンダー

- MDCの2019年のアドベントカレンダーです

![mdc](/image.png)
  • このように画像を埋め込むことができます

スクリーンショット 2019-12-05 0.25.43.png

ファビコンの設定

  • ファビコンとはブラウザのタブに表示されるアイコンのことです

スクリーンショット 2019-12-05 0.30.35.png

  • ファビコンは通常の画像ではなく専用のフォーマットが必要です
  • favicon 作成 などとググれば画像からfaviconを生成してくれるサイトがあるのでそれを使ってfavicon.icoを作成してください
  • 作成したfavicon.icodocs/.vuepress/public内に配置するだけでOKです

ページの最新化

  • GitHubにアップロードします
git add .
git commit -m "ページの変更"
git push origin master
  • アップロードが完了するとNetlifyのビルドが走ります
    • ビルドが走り出すとNetlifyのWebページでProduction deploysに表示されます

スクリーンショット 2019-12-05 0.35.35.png

  • Publishedになったらデプロイ完了です

スクリーンショット 2019-12-05 0.37.10.png

  • URLにアクセスすると内容が更新されているはずです!

スクリーンショット 2019-12-05 0.39.36.png

最後に

  • VuePressは最初にセットアップしてしまえば、あとはほとんどmarkdownの編集だけでページが作れます
  • さらにNetlifyを使うと簡単にWebページを公開することができてとても便利だと実感していただけたかと思います
  • この方法であればドキュメントの管理も自然とGitでバージョン管理されるのもいいところだと思います
  • GitHubでブランチ運用をしていけば複数人でコンテンツを作成しレビューしながら作成していくことも容易になります
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