はじめに
2019年秋のネットワークスペシャリスト試験を受験し、無事1発合格することができました!
ので、学習軌跡を少しまとめておこうと思います。
バックグラウンド
ネットワークエンジニアではないですが、システムエンジニア歴は10年ほどあります。
情報処理技術者試験は最近まで持っていませんでしたが、転職した会社が割とガチ目に資格取得を推奨していたので、その流れで連続受験しました。
ただし、2019年夏に会社を退職していたので、今回は試験勉強にかなり集中できました(笑)
###【情報処理技術者試験取得状況】
2018年10月 応用情報技術者試験 合格
↓
2019年04月 情報処理安全確保支援士 合格
↓
2019年10月 ネットワークスペシャリスト試験 合格
※午前Iは、他の高度試験午前Iを合格していれば2年間は免除になります。
そのため、私も午前I免除で受けることができました。
事前に取得しておくと良い資格
ネットワークスペシャリストは「情報処理安全確保支援士」と知識体系で重複する箇所が多い試験です。
さらに「情報処理安全確保支援士」はネットワークスペシャリストより難易度が下がるので、先にコチラを受験していたのが大きなアドバンテージになりました。
と言うことで、とりあえずオススメしておきますm(_ _)m
受験までの学習量
大体2019年9月末から勉強を開始し、無職ということもありほぼ毎日4~5時間で直前は8時間ぐらい。合計100時間ほどの学習時間を確保できました。
無職だからダラダラ時間をかけた…と言い換えても良いかもしれません(汗
大体ザックリいくとこんな感じの進捗具合だったはず。
※丸数字は、以下で説明してます
#具体的な試験勉強
ここからは具体的な受験対策を紹介します。
紹介するまでもなく「知ってるよ〜」という知識ばかりかもしれません笑
##基礎学習
試験勉強と並行して基礎知識をつけるために下記2冊の参考書で学習しました。
また、補えない内容はネット徘徊して、良さげなサイトさまを参照させて頂きました。
読書期間:2019年9月最終週〜2019年10月2週目
平成29年度(2017年)版をメルカリで安く買えました(笑)
毎年度新しく出版されていますが、広く浅く説明された書籍で、改版ごとに大幅な変更はない印象です。そのため、2・3年前のものでも十分合格可能と判断しました。
(実際に問題はありませんでした)
「マスタリングTCP/IP 入門編 第5版」※2019/12/22時点で第6版が出ていました
読書期間:2019年10月3週目(受験前日まで読んでました笑)
タイトルのとおりですが、あくまでTCP/IPの階層が説明のメインとなっています。
そのため、ネットワークスペシャリスト試験範囲である非機能関連などの説明は網羅できません。その他で補う必要があります。
閲覧期間:2019年10月3週目(主に受験前日笑)
ネットワークスペシャリストの午後Ⅰ・Ⅱで頻出する題材を重点に説明してくださっています。
そのため、上記の書籍で説明されていない箇所を重点的に補うことができます。
ネスぺイージス:https://www.infraexpert.com/info/netspecial1.html
午前Ⅱ対策
試験時間:40分 / 出題数:25問
合格が6割ですが、この6割分は過去問から出題されるので、コツコツ勉強していれば確実に合格点を上回ることが可能です。
学習には、ご存知「ネットワークスペシャリストドットコム」内にある「過去問道場」が最適です。過去問10年分の殆どが解説付きで掲載されています。やるならユーザ登録することを強くオススメします!!!
###【学習の流れ】
① 1日1試験分の過去問を解く
所要期間:毎日1年分、計10年分を10日ほどで完了
初回は1回分を解くだけでも40分〜50分程度かかりました。
さらに、成績もボロボロ(正解率50%程度でした)で、解説を読みながら再受験をしていたら平気で2時間ほど経ってしまいます。
※ただし、過去問から多く出題されるため、最後の方は条件反射ぐらいのスピードで解けるようになります。
②1度不正解した問題を重点的に解く
所要期間:集中的に1日
ユーザ登録すれば過去の学習履歴を参照することができます。
私は、学習管理画面から[問題の網羅度を見る]を開き、2回連続正解できなかった問題に絞って復習し、網羅度を100%にすることを学習達成としました↓↓
ここまでくると「名人」に認定されるので、それをモチベーションに頑張りました笑
③気ままに25問ランダム出題を解く(1日1回程度)
この段階は惰性です(笑)
④前日に10年分(250問)を解く
所要期間:試験前日
あれだけ時間がかかった問題たちも、この段階では250問40分もあれば解けました。
これで復習すれば大体午前Ⅱは問題ないと思います。
午後I・Ⅱ対策
午後Ⅰ 試験時間:90分 / 出題数:3問から2問選択
午後Ⅱ 試験時間:90分 / 出題数:2問から1問選択
###【学習の流れ】
公式サイトの問題と解答で、実際に問題を解きまくるしか無いかと思います。
①1日1回分5年分の午後問題
所要期間:10月2週目〜3週目(5日程度)※1年分5~6時間かかります。。。
公式サイトの過去問題には解説がついていません。
そのため、参考書などと照らし合わせながら「何故この解答か?」を腹落ちさせて行く必要があります。
<過去問の解説書籍について>
今回の試験では、所謂「過去問解説系の書籍」は購入せずに学習を進めました。
過去問解説系の書籍は1年分2,500円で、その解説もピンとこないこともあります。。
それで全年度網羅したらいくら?と考えると^^;
→分からないことは、ネットワークスペシャリスト ドットコム内にある掲示板に書き込んでみるのも手だと思います。割と活発に書き込みがされているため、優しい方が教えてくれるかもしれません。(過去のやり取りを見るのも勉強になる場合もありました)
②「速攻サプリ®️」をパラパラめくる
所要期間:10月3週目(これも結構惰性)
ポケットスタディシリーズに含まれる「速攻サプリ」と呼ばれる章を抜き出したKindle版書籍。
内容は、午後Ⅰ・Ⅱ問題をテーマごとに部類し、答えと問題(+少し説明)を一覧表にまとめたものです。
ざっと午後Ⅰ・Ⅱの問題を解いた後に最後の追い込みとして眺めるのに適しています。
回答の断片や印象が頭に残っているだけでも、結構違うものです。
私が受験した時にはamazonのKindleunlimitedで¥0になっていたので余計にオススメです。
というか、過去問解説系の書籍がKindleUnlimitedに出てる場合があるので、試験前1か月くらいは入っても良いかもしれません。
(ラインナップ見てからですが、ネスぺと言うより安全支援士受験時は過去問解説系の書籍がかなりラインナップされていた印象)
#受験してみての所感
午後問題では「山はり」と「それに関連した午後問題を如何に腹落ちさせるか」を重視しため、苦手な問題しかなかった場合は多分詰んでいたと思います。
それが当たったから良かったですが、それで有識者と言えるのか(笑)
継続して勉強が必要だと実感しています。。
が、受かってしまったら別のことしたくなりそうだから、そう言う意味では良くない結果なのかも(xωx)
そして、来春は友人のススメでシステム監査受けようと目論んでいます。←言ったそばから
継続学習頑張りますm(_ _)m