航空宇宙アドベントカレンダーの紹介
本記事は 東京大学航空宇宙工学科/専攻Advent Calendar 2018)の4日目のものです。
こちらにはしんくんしnobo0409をはじめとした学科のとても優秀な人が記事を書いています。ぜひ他の記事も見てください。
12月24日は同じくB3で最も優秀な方が記事を書いてくださります。ご期待ください。
また、東京大学航空宇宙工学科についてはこちらのサイトをご覧ください。
#自己紹介
初めましてツイッターではかっぱというアカウント名でやっています。航空宇宙工学科のB3です。
ひょんなことから高校生のころにArlissという模擬人工衛星を打ち上げる大会に参加してしまい、気づいたら航空宇宙工ブラック学科に進学していまいました。
課題の多さに絶望しながらも時間があるときには将棋の中継やサッカー中継を見ながら学科のストレスを解消しています。はぁお金ほしい。
#お金がほしい
僕の夢はワールドカップを現地で見ることや、飛行機のファーストクラスに乗ること、ビジネスジェットで旅して回ることです。それって普通の給料じゃできなくないですか?
この夢をかなえるにはどんな職業につけば良いのか、実は学部1年の頃から調べてきたのでそのまとめとしてこの記事を書くことにしました。
年収の決定
それでは僕が求めている生活レベルとやりたいことからどのくらいの年収が必要なのか概算してみましょう。年収と生活レベルについてはこちらのサイトを参考にさせてもらいました。
###求めているもの(普段の生活)
- 東京でQOLの高い暮らし(家賃15万以上の家)
- 30までは一人暮らし
それから結婚するかも? - 家買いたい
- 外車乗りたい
###求めているもの(不定期)
- ワールドカップを見に行く
- ファーストクラスで旅行する
##年収の推定
家賃(15万円)\\
生活費(10万円/month)\underline{一人暮らし}\\
生活費(30万円/month)\underline{間違って35で結婚した場合(貯蓄させられるお金含む)}\\
35歳で30年ローンのマンションか一戸建てを購入する(6000万円/30year)\\
10年ごとに外車を購入してしまう(1500万円/10year)\\
毎年海外旅行にファーストクラスで行く(300万円/year)\\
4年ごとのワールドカップを現地で見てしまう(300万円/4year)
以上の条件から必要とされる年収をわざわざpythonでグラフ化してみます。
プログラミングが下手くそすぎるという文句は心にしまってください、、
# -*- coding: utf-8 -*-
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
def use_money(age,year):
tmp_use = 0
if age < 35:
tmp_use += 15*12 #家賃
tmp_use += 10*12 #生活費
else:
tmp_use += 200 #住宅ローン
tmp_use += 30*12 #生活費(家族含む)
tmp_use += 150 #外車買う
tmp_use += 300 #旅行に行くお金
tmp_use += 25 #ワールドカップの積み立て
return tmp_use
#22歳から65歳までの必要年収を計算する
ave_money =[]
x = np.arange(21,65,1)
my_age = 22
nowy = 2019
for i in range(22,66,1):
ave_money.append(use_money(my_age,nowy))
nowy = nowy + 1
my_age = my_age+1
fig = plt.figure(figsize=(16,9),facecolor='white')
ax = fig.add_subplot(1,1,1)
ax.set_ylabel('money',fontsize=25)
ax.set_xlabel('age',fontsize=25)
ax.plot(x,ave_money,'o-',c='black')
ax.legend(fontsize = 30)
plt.show()
###考察###
35歳までは一人暮らしなので年収が750万円程度で収まっていますが、家族を養い始めたところで必要年収が大幅に上昇しています。結婚って勇気がいることですね。なお、ファーストクラスでの旅行は家族ができても一人で行くものとします。
#職業ごとの年収の調査##
職業ごとの年収もこちらのサイトを参考にさせて頂きました。まだ就活中でない方も就活する前には目を通されることをお勧めします。このサイトは私が企業について調べたサイトの中で最も勉強になったサイトと言っても過言ではありません。
職業ごとの年収を調査するにあたり前提をまとめます。
- 東京大学工学部航空宇宙工学科を学部で卒業した(研究職は博士卒)
- 平均年収は世代の最大値を取るとする。(上記のサイトを見るとわかります。あんまり気にしなくてもいいかも)
- 65で定年退職する
この前提を基に各職業について年収のグラフを書いてみました(もちろんpythonで)
##職業選択##
- M重工業
- M商事
- 国の研究機関で研究職
- 助教-准教授-教授
- 車のメーカー
- パイロット
- コンサル
- 高給ロボット会社
以上の8つで年収を調査する。
大体航空宇宙工学科の人が選択する職業ですね。
航空宇宙工学科のサイトでも
日本の航空宇宙分野は基幹産業を形成する規模をもたないため、逆に、本専攻出身者は産・官・学の広い分野に散在し、企業のプロジェクトマネージャーとして手腕を発揮したり、パイオニアとして君臨したり、異彩を放つ起業家であったりと、その活躍は変化に富んでいます。
と書いてあるように、航空宇宙と関係の無いところに就職するようです。
コンサルが一見年収高そうですね。(なおコンサルは総合系外資を選択してます。戦略の外資はみんな数年で辞めるので計算できないです。たぶん。)
外銀は激務だし年収も飛びぬけてるんで知りません。
##年収結果##
pythonのコードは僕のgitでも見て下さい。とくに斬新なことはしてません。凡例の数字は以下の数字と対応しています。
- M重工業
- M商事
- 国の研究機関で研究職
- 助教-准教授-教授
- 車のメーカー
- パイロット
- コンサル
- 高給ロボット会社
感想 商社はやはりたくさん稼ぐ、重工もそんなに言うほど悪くない←(オチがちゃんとあります。)
##貯蓄の計算##
次に計算するのはいくら貯蓄できるかです。定年後に借金が残ってるのか貯蓄が残ってるのかを計算してみましょう。(値を累積させただけ)
会社名 | 定年後の貯蓄(万円) |
---|---|
M重工 | -4600 |
M商事 | 16000 |
国の研究機関 | -9500 |
大学教授 | -9000 |
車のメーカー | -6400 |
パイロット | 6000 |
コンサル | -1200 |
山梨にあるロボット会社 | 7700 |
半分以上の会社で借金が発生しています。やはり毎年の旅行と外車を購入するせいだと思われます。
外資系コンサルに就職するよりかはM商事に入るほうが年収的にはよさそうです。山梨のロボット会社はさすがですね。
衝撃の事実
税金計算してない!!!!!!!!!!!!!!!!
年収1400万でも税金抜くと手取り1000万くらいになるらしいから、上記の生活ができるのは商社くらいかな?重工や研究職では僕の求める暮らしはできなさそうです。税金のせいで。それでは税金を加味したグラフを見てみましょう。
赤色の希望年収を全然超えてくれない...
大体超えている会社はM商事くらい?
貯蓄をこのまま計算するのは鬱になるので止めます。
#結論#
税金高い、、、商社すごい、、、コンサルは思ったより稼げない、、
みんな商社に入ろう!!!どうやら年収だけを考えたら商社が良いようです。
航空宇宙工学科からも商社に行く方は多いので皆さんも商社に就職してみてはいかがでしょうか。
#まとめ#
M1の先輩方は就職活動が始まったくらいでしょうか。この記事が少しでも参考になれば幸いです。B3の同期の多くはほとんど調べてない人が大多数だと思うのでこの記事をきっかけに企業研究をやってみてもらえれば...
最近企業研究していて、総合系コンサルティングファームっていろいろできて良さそうだなと思いました。航空宇宙だけでなく僕の好きな情報セキュリティとかもやっていて面白そうでした。学科の方にセキュリティやりたいって言うと割と受けがいいのでもし興味ある人がいたら僕に声かけてくれると嬉しいです。(完)
明日からは優秀な学科の方がおもしろい記事を書いてくれると思うので期待していてください。
支離滅裂な記事となってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
#補足#
コードはきれいにまとめたらgithubにあげます。
これは学科を卒業した方の就職後を結婚相手が働かないと仮定して計算しているので、共働きという設定で計算しても良いかもしれません。。会社名を入力するだけで貯蓄や生活の質とかを返してくれるサイトがあったらいいですね。お金ほしい、、