逆元とは
以下,wikipediaから引用
逆元 (ぎゃくげん、英: inverse element)とは、数学、とくに抽象代数学において、数の加法に対する反数や乗法に関する逆数の概念の一般化で、直観的には与えられた元に結合してその効果を「打ち消す」効果を持つ元のことである。
まず"元"とは,「何らかの集合Gが与えられた時,Gの中に含まれる要素のことを一般的に"元"と言う」.
例えば,ある実数集合Gが
$$ G=(1,2,3,4,5) $$
と与えられた場合,集合Gを構成する1,2,3,4,5は集合Gに対する元と呼ぶ(個人的には"要素"という方がしっくりくるが).
その元に対して,「打ち消す」効果を持つものを逆元と呼ぶ.
式で表すと,
$$x・y=y・x=e(単位元) ・・・ ①$$
となり,
互いに「yはxの逆元」,「xはyの逆元」となる.
例として,x=2としたとき,①の式に当てはまるようなyは1/2(2の逆数)である.
そのため,1/2は2の逆元であり,反対に2は1/2の逆元と言える.
単位元とは
ついでに単位元について軽く説明.
e(単位元)とは
$$a・e=e・a=a$$
となるようなeを示し,実数空間で言うと"1"である.
まとめ
単に実数が一つ与えられたときの逆数は何かって言われた場合,その数の逆数を答えれば良い.
ただ,複雑な計算式や複素数空間等が絡んできた場合は,そうとは言い切れないので注意.