構造体・クラスは変数ウィンドウで{ConsoleApp1.TestClass}
のように表示されますが、DebuggerDisplay
属性やDebuggerTypeProxy
属性により表示を変更できます。
ここではDebuggerDisplay
属性のよく使うパターンを紹介します。以下、i
はint
型、f
はfloat
またはdouble
型の変数またはプロパティです。
表記 | 概要 |
---|---|
[DebuggerDisplay("{X}")] |
X の値を二重引用符ありで表示する。 |
[DebuggerDisplay("{X,nq}")] |
X の値を二重引用符なしで表示する。 |
[DebuggerDisplay("X:{X}")] |
「X:」に続けてX の値を二重引用符ありで表示する。 |
[DebuggerDisplay("X:{X,nq}")] |
「X:」に続けてX の値を二重引用符なしで表示する。 |
[DebuggerDisplay("{i.ToString(\"D10\")}")] |
i の値を10桁以上になるまで0で埋めて二重引用符ありで表示する。 |
[DebuggerDisplay("{X.ToString(\"D10\"),nq}")] |
i の値を10桁以上になるまで0で埋めて二重引用符なしで表示する。 |
[DebuggerDisplay("{X.ToString(\"X10\",nq)}]") |
i の大文字16進数表現を10桁以上になるまで0で埋めて二重引用符なしで表示する。 |
[DebuggerDisplay("{f.ToString(\"F2\")}")] |
f の値を小数点以下2桁まで二重引用符ありで表示する。 |
[DebuggerDisplay("{f.ToString(\"F2\"),nq}]") |
f の値を小数点以下2桁まで二重引用符なしで表示する。 |
- 整数や小数の書式化については以下を参照できます。
-
Math.Round
なども使えます。