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Qiita Conference 2024 まとめ

Last updated at Posted at 2024-04-23

Qiita Conference 2024 のアーカイブを見終えたので社内共有の意味も含め、まとめておきます

Day1

株式会社アジャイルウェア: 開発現場を盛り上げたらいつの間にかトラブル0になった件について

会社概要・自己紹介

  • 小林稔央: テクニカルスタッフ、元製造業でソフトウェアのプロジェクト管理者
    レトロゲーム愛好家、100円ショップの運用フォロー経験あり、副業で某ゲーム事務所の社長

発表内容

  • プロジェクト管理の基本:

    • 定義: プロジェクトを成功に導く総合的な管理手法
    • 関連要素: スケジュール、人員、資金、物的資源の管理
    • 重要性: 資源を最大限に活用し、環境の変化に適応しながら満足のいく結果を出す方法
  • トラブルゼロの実現方法:

    • 主な困難: 不確定要素の多さ、計画通りに進まないこと
    • 解決策: コミュニケーションの強化、プロジェクト管理ツールの適切な活用
    • 心理的安全性: チームの協力体制が重要で、安心して意見が言える環境作りがカギ
  • ツールの導入と活用:

    • ツール名: Lychee Redmine
    • 機能: 情報一元化、ガントチャート、看板、EVM、プロジェクトレポート
    • チームビルディング: ツールを利用してチームの結束を強化

まとめ

  • 現場と管理層の協力:

    • 情報の透明性と更新の重要性を強調
    • 現場の意見を取り入れ、改善案を積極的に実施
    • 互いのリスペクトと助け合いをベースに、効果的なプロジェクト管理を推進
  • 継続的な改善:

    • 小さな成功体験を積み重ね、ツールの必要性と利便性を認識
    • チケットシステムの適切な管理と活用で、情報一元化を実現
    • プロジェクトマネージャーとしての楽しみと挑戦を享受し、次世代のマネージャーへのエンパワーメントを図る

サイコロジカルセーフティー、私コレ知らなかったんですが普段結構感じていることなんですよね。

KINTOテクノロジーズ株式会社: 内製化でクルマの未来を作るぼくらの話

会社概要・自己紹介

  • KINTOテクノロジーズ株式会社:トヨタ自動車参加のファイナンス事業、トヨタファイナンスサービス株式会社の関連企業。モビリティビジネスを支える内政開発部隊として設立
  • 日野森寛也:モバイルアプリ開発グループアシスタントマネージャー兼iOSエンジニア。前職はDMM.comでiOSエンジニアとして勤務。2021年にKINTOテクノロジーズ入社

発表内容

  • サービス「キトアンリミテッド」:車両データを活用したコネクテッドドライブトレーナーやカーケア、ハードウェアアップグレードなどを提供するモバイルアプリの立ち上げからリリースまでのプロセスとチャレンジ
  • 開発プロセス
    • MVPの決定:最低限実装すべき機能の決定とステークホルダー間での調整
    • チーム構成:iOSおよびAndroid開発チーム各3名、デザイナー1名
    • アーキテクチャー:ビューとロジックの分離、APIとの非依存な開発を可能にするための戦略的なアプローチ

まとめ

  • リリース成果:厳しいスケジュールの中でMVPをリリースし、継続的に機能拡張を行い、モバイルアプリとしての成長を遂げる
  • 今後の展望:コネクテッド機能の拡張、アプリのスイフトUIへの移行、新しいアーキテクチャーへの適応など、技術的なスタックの進化に対応
  • コミュニティ活動:エンジニアコミュニティの活性化、技術ブログの発行などを通じて、より多くのエンジニアとの交流を促進

Findy株式会社: 開発生産性向上サービスを作るFindyが自分たちで開発生産性を爆上げした組織づくりの歩み

会社概要・自己紹介

  • Findy株式会社:2016年設立。初期は2人の小さなスタートアップから始まり、現在ではフルタイムで226人、エンジニアが36名を擁する組織へと成長
  • 佐藤将高:CTOとして2016年から同社に勤務。趣味は筋トレ、専門は新規事業のサービス開発

発表内容

  • 開発生産性向上サービス「Findy Team+」:GitHub、GitLab、Bitbucket、Jiraと連携し、開発プロセスの可視化と改善を支援するサービス
  • 開発生産性向上への取り組み
    • 過去の挑戦:技術的負債の解消が追いつかず、開発プロセスが非効率的であった課題を解決
    • 現在の成果:CI/CDの改善、開発フローとマインドの変化、コミュニケーション方法の改善を通じて、開発プロセスの速度と効率が大幅に向上
    • 具体的な改善策
      • CI/CDパイプラインの最適化によるビルド時間の短縮
      • プルリクエストの小分けによるレビュープロセスの迅速化
      • 定期的な目標設定とレビューによるコミュニケーションの活性化

まとめ

  • Findyの歴史と進化:小規模スタートアップから技術中心の急成長企業へと変貌。開発生産性の向上は組織全体にポジティブな影響をもたらし、エンジニアの作業環境とプロダクトの品質が改善
  • 将来計画:さらに高い開発生産性を目指し、持続可能な開発環境の構築と新たな技術チャレンジへの取り組みを予定
  • 開発生産性カンファレンスの案内:2024年に開催予定のカンファレンスで、さらなる知見共有と業界への貢献を目指す

Microsoft: 三流エンジニアが、世界一流の環境でなぜか生き残れている誰でも出来そうな秘密

会社概要・自己紹介

  • 佐藤将高:Microsoftのシニアソフトウェアエンジニアで、クラウドプラットフォームAzure Functionsの開発チームに所属
    シアトルエリアのカークランドに住んでおり、レドモンドにあるMicrosoftのキャンパスで働いている

発表内容

  • 自身のキャリアパスと成長の過程、そして世界一流エンジニアとしての思考法について語った
  • 特に、プログラミングスキルだけでなく、戦略的な視点やコミュニティへの参加の重要性を強調
  • また、自己研鑽としてプログラミングの外に目を向け、エヴァンジェリストとしての役割を担いながら技術解説やプレゼンテーションスキルを磨いた経験についても共有

まとめ

  • 技術力だけでなく、「周りから学び、戦略的に行動すること」がエンジニアとして成功するための鍵
  • 持続的な学びと適応がキャリアを通じて必要であること、そしてそのプロセスが自己成長につながると説明
  • 自身の経験から、エンジニアとしての道は一筋縄ではいかないが、戦略的思考と柔軟性が成功に導くと強調

コテコテの関西弁で面白かった

株式会社セールスフォース・ジャパン: 結局のところローコード開発って本当に開発生産性が上がるの?

会社概要・自己紹介

  • 光富良裕: ソリューション統括本部 MuleSoft本部 Principal, Specialist SE, Platform

発表内容

  • エンジニア向けの開発手法として、プロコード、ノーコード、ローコードの各アプローチについて解説
  • 特にマイクロサービスとRESTful WebAPIの開発にフォーカスし、ミュールソフトを例に具体的な使用例を提示

まとめ

  • 開発手法の選定はプロジェクトの具体的な要件やエンジニアのスキルセットに依存する
  • ローコードツールの適切な活用が開発速度と生産性を大幅に向上させる可能性を持つ
  • 継続的な学習と適切なツール選定が重要となる

AWS JAPAN: Amazon の文化は実際の開発にどう活きているのか、経験者に訊いてみる

会社概要・自己紹介

  • 塚田朗弘:AWS JAPANに8年半在籍。以前はCTOとして活動し、現在はソリューションアーキテクトとして勤務。主にサーバーサイドの開発経験が豊富
  • 松井佑馬:2014年 Amazon Japanに入社。ソフトエンジニアから始まり、プロダクトマネージャーを経て、現在は教育研究を担当するパブリックセクターでソリューションアーキテクトとして活躍

発表内容

  • Amazonの開発文化とフライホイールモデル
    • フライホイールとは、カスタマーエクスペリエンスの向上がトラフィックと販売を増加させ、これがさらなるカスタマーエクスペリエンスの向上を促すという循環機構
    • Amazonでは、このモデルに基づき、顧客体験を最前に考えたプロダクトとサービスの開発が進行する
  • エンジニアリングの原則
    • 大規模なシステムを小さなマイクロサービスへと分割し、それぞれのチームが独立して機能することを推奨
    • プロジェクト全体の自動化を推進し、開発スピードの向上とエラー削減を図る
  • アーキテクチャーと組織の変遷
    • 初期のモノリス型アーキテクチャーから、スケーラビリティと管理の容易さを目的としたマイクロサービスアーキテクチャーへの移行
    • この変遷に伴い、組織も小規模かつ機能的に独立したチーム(Two-pizza)へと再編された

まとめ

  • Amazonの成功は、強力な顧客中心のビジネスモデルとそれを支える技術と組織の適応によるもの
  • 開発プロセスにおける持続的な改善とイノベーションが、業界をリードするサービスの提供を可能にしている

株式会社レッドジャーニー: "自分戦略" の要諦

会社概要・自己紹介

  • 市谷 聡啓: 企業支援を専門としており、特に組織のアジャイル化や新しい組織構造の構築を手掛ける
    知識と経験を生かし、著書の執筆やセミナーを通じて学びを共有している

発表内容

  1. 自分をプロダクトとして見る視点の重要性

    • 自己をプロダクトとして捉えることで、自己管理と成長の戦略を具体的に計画可能
    • 市場での価値提供と同様に、自身のスキルや能力を高め、適切に位置づけることの重要性を強調
  2. 戦略としての「自分戦略」の構築

    • 個人のキャリアや成長を戦略的に捉え、組織や事業の戦略に活かす方法
    • 自己の限界を定めず、常に自己超越を目指す思考が必要であると述べる
  3. 継続的な学びと適応のプロセス

    • 新しい知識やスキルを習得することにより、自己の潜在能力を最大限に引き出す
    • 不確実性が高い環境下での適応力と、それを支える学びのスタイルについて解説

まとめ

  • 自己の戦略的な管理と成長は、個人だけでなく組織全体の成果にも寄与する
  • 市谷さんは、「自分は何者か」と自問自答することが、自己認識を深め、より良い戦略的決断を下すための基盤となる
  • 個人が直面する問題や挑戦に対して、戦略的かつ創造的に取り組むことの大切さを伝える

Day2

株式会社ラクスライトクラウド: あなたの知らないメールの世界

会社概要・自己紹介

  • 株式会社ラクスライトクラウド: blastengine、開発者向けメール送信ツールを提供
  • 牧野寛知: プロダクトマーケティングマネージャー

発表内容

  • メール配信の現状と課題: メールは依然として重要なコミュニケーションツールでありながら、多くの技術的な問題に直面している。特にブラックリスト登録、送信ポリシー違反、エラーハンドリングが主な課題
  • ブラックリスト問題: メールが迷惑メールとしてブロックされる主な原因として、ブラックリストへの登録がある。ブラックリストは、スパム送信者からユーザーを守るために用いられるが、正当なメールまでブロックされるケースも多い
  • 配信ポリシー対応: 各メールサービスプロバイダが独自の送信ガイドラインを設けており、これに適切に対応することが重要。特に、国内のキャリアや大手メールプロバイダは独自の厳格なポリシーを持つことが多い
  • エラーハンドリング: メール送信時に発生する可能性のあるエラーを正確に解析し、適切に対応することが必要。エラーは一時的なものから恒久的なものまで様々で、それぞれに応じた対策が求められる

まとめ

  • 技術的対策の重要性: 効果的なメール配信システムを構築するためには、上記の課題に対する深い理解と技術的な対策が不可欠
  • blastengine: blastengineでは、これらの問題を解決するための機能を提供しており、エンドユーザーが安全かつ効果的にメールを送信できるよう支援している

FPTコンサルティングジャパン株式会社: オフショア × オンショア のベストプラクティス

会社概要・自己紹介

  • 日高 幹人: ディレクター
    前職で大手コンサルティングファームでのセキュリティ事業本部立ち上げ経験
    2021年にFPTジャパンに参画
    DXデジタルトランスフォーメーションサービス本部所属
    主にODC(オフショア開発センター)の運用と開発統括

発表内容

  • ベトナムの概要:
    • 東南アジアに位置し、熱帯気候
    • 正式名称はベトナム社会主義共和国
    • ベトナム共産党主導の政治体制
    • 日本との時差は2時間
  • IT産業の特徴:
    • ベトナムは若い人材が豊富で、IT分野で急速に成長中
    • FPTはベトナムのナンバーワンIT企業であり、広範なビジネスモデルを展開
    • サービスにはソフトウェア開発、データセンター、教育、電子新聞、小売などが含まれる
  • 開発モデルの紹介:
    • オフショア、オンショア、ベストショアを組み合わせたモデル
    • 日本市場でのIT人材不足解消とコスト削減を目的とした戦略
    • 高品質なサービス提供と国際競争力の強化を目指す

まとめ

  • ビジネスモデル:
    • FPTはグローバルで競争力のある開発モデルを構築している
    • IT人材の豊富な供給と効率的なコスト構造を活用し、顧客に価値を提供
    • 日本市場における人材不足の問題解決に注力
  • 戦略的重要性:
    • オフショア開発の積極活用により、国際的なビジネス環境において日本企業の競争力を強化
    • ベトナムと日本の良好な外交関係を背景にした安定したビジネスの展開

ハートランド・データ株式会社: 組込みのバグ修正を支える解析技術

会社概要・自己紹介

  • ハートランド・データ株式会社: 組み込みソフト開発を主に行う企業
    バグ修正支援のテストツールを15年以上自社開発
  • 中津康博: マーケティング担当で、以前はソフト開発

発表内容

  • 組み込みバグ修正を支える解析技術について
  • 解析ツールDT+による動的解析の紹介
  • 開発現場からの実際の困難と解決策の共有

まとめ

  • 長年にわたる経験から得た知見として、開発プロセスの適切な管理が重要
  • 技術的な詳細とともに、リアルな開発現場の声を反映
  • 顧客とのコミュニケーションを重視し、より良い製品開発を目指す

基調講演: けんすう氏と掘り下げる、エンジニアキャリアのジレンマと成長戦

世の中に必要とされるエンジニアについて

  • 高度な専門知識を持ち、プロジェクト全体を俯瞰できる能力が求められる
  • ユーザー目線で機能を考え、チームを巻き込む力が重要
  • AIの普及により、単純なコーディング能力だけでなく、多面的なスキルが求められている

マネジメントについて

  • マネージャーになることで技術力が落ちる不安があるが、230代にはできない経験や人間力がマネジメントで役立つ
  • 年齢とともに、より戦略的な思考が求められる

キャリアについて

  • けんすう氏はインターネット業界での25年以上の経験を活かし、多様なプロジェクトを手がけている
  • 長いキャリアを通じて、変化に対応し続ける柔軟性が成功の鍵

その他

  • 日常的なアウトプットのモチベーションは、習慣化と低いスタートライン設定によるもの
  • 「やる気が出るまで待つ」というよりは、「とりあえず始める」ことが継続のコツ

株式会社Voicy: 音声プラットフォームVoicyがTiDBを検証し採用に至るまで

会社概要・自己紹介

  • 株式会社Voicy: 音声コンテンツの総合プラットフォームを運営
    音声の発信や受信を一体で楽しめるサービスを提供
    登録チャンネル数2000以上、登録者数200万人以上

発表内容

  • VoicyがメインデータベースとしてTiDBを選定した経緯を紹介
  • TiDBはMySQLと互換性のあるNewSQLデータベース
  • 選定の理由は、運用コストの削減と将来的なサービス拡大に対応できるスケーラビリティ
  • 検証内容には、パフォーマンス、コスト、ポータビリティが含まれる

まとめ

  • VoicyはTiDBの導入によりデータベースのコスト削減とパフォーマンス向上を実現
  • NewSQLの適用により、書き込み負荷の高いシナリオでもスケールアウト可能
  • データベース選定と検証プロセスを通じて、Voicyはさらなる成長と技術的な進化を目指す

AWSジャパン: あなたのお仕事をちょっぴり豊かにする生成 AI 活用術

会社概要・自己紹介

  • 清水崇之: シニアマネージャー、ソリューションアーキテクトチームのリーダー
    「AWS芸人」として知られ、AWSを用いたユニークなプロジェクトを多数手掛ける

発表内容

  • 生成AIの基本概念:

    • 生成AIとは、入力(質問など)に基づいて適切な出力(回答など)を生成するAI
    • AWSが提供する生成AIは、さまざまなニーズに応えることができる複数の技術レイヤーで構成されている
  • 技術スタックの3層構造:

    • アプリケーションレイヤー: すぐに使えるAIサービスを提供(例: AmazonQ, コンタクトセンターソリューション)
    • ミドルウェアレイヤー: Amazonベッドロックなど、開発者がAIアプリを構築するためのプラットフォーム
    • インフラレイヤー: AIモデルのトレーニングや推論に必要な高性能計算リソースを提供
  • 主要サービスと機能:

    • Amazon Q: チャットボット構築サービス
    • Amazon CodeWhisperer: 開発者向けコード生成サービス
    • Amazon Bedrock: AIアプリケーション構築のためのガードレールとカスタマイズ機能

まとめ

  • 生成AIの利点:
    • 容易な構築: AmazonQなどを利用することで迅速にチャットボット等が構築可能
    • データに基づくカスタマイズ: 企業固有のデータを利用したカスタムAIモデルの構築が可能
    • 高性能低コスト: AWSの独自チップを使用した効率的なAI運用
  • 日常業務への応用: プロンプトエンジニアリングを使った生成AIの実用例を紹介し、参加者が容易に日常業務にAIを取り入れるきっかけを提供

基調講演: 調べ物だけじゃない!おもしろ半分で技術ブログを読もう!

自己紹介

  • 堀元さんと水野さんは、それぞれ「ゆる言語学ラジオ」と「ゆるコンピュータ科学ラジオ」のホスト
  • YouTuber兼ポッドキャスターとして活動中
  • 言語学とコンピュータサイエンスをわかりやすく解説

発表内容

  • 「ゆるコンピュータ科学ラジオ」と「ゆる言語学ラジオ」の共同セッションを行い、普段の収録と同様のスタイルで進行
  • 舞台裏の話やエピソードを交えながら、技術に関するトーク

まとめ

  • 技術的な知見だけでなく、聴衆が笑える内容を交えつつ技術話を展開
  • カジュアルなアプローチで技術の楽しさを伝え、参加者にとって身近なものに
  • 間違いやミスも受け入れることの大切さを伝える

Day3

株式会社セゾンテクノロジー: 日本と海外の製品開発の仕方って何が違うの? シリコンバレーで活躍するエンジニアへの道

会社概要・自己紹介

  • 株式会社セゾンテクノロジー: 1970年に設立された、データ連携ソフトウェアとシステムインテグレーションを主要事業とする企業
  • 吉田哲也: ソフトウェア工学を専攻し、シリコンバレーでの製品開発に約2年半従事している

発表内容

  • 日本とシリコンバレーでの製品開発の違いと、シリコンバレーでの業務における苦労点や学びについての共有
  • 会社のグローバル戦略として、アメリカ法人を設立し、米国市場への進出を図っている

まとめ

  • 開発のグローバル化に伴い、技術者としてのスキルだけでなく、文化的な違いやコミュニケーションの重要性が増している
  • アメリカでの仕事の魅力と挑戦、そしてそれに必要な技術力やスピード感についての洞察を提供

アカマイ・テクノロジーズ合同会社: 中央集中型クラウドと分散エッジクラウドの共存によるスケーラブルアーキテクチャ

会社概要・自己紹介

  • 伊東英輝: アカマイ・テクノロジーズ合同会社 クラウドソリューションアーキテクト

発表内容

  • クラウドとエッジクラウドの共存型スケーラビリティについて
  • エッジコンピューティングの定義と応用に関する詳細な説明
  • 分散エッジコンピューティングとの違い、その利点とチャレンジ
  • セキュリティ、フロー制御、キャッシュ戦略などの技術的解説
  • マルチオリジンとマルチクラウド対応の重要性

まとめ

  • 分散と中央集中型の技術は共存し、ビジネスのニーズに応じて適切に選択されるべき
  • エッジコンピューティングはデータ処理速度とスケーラビリティの向上に寄与
  • エッジの機能はクラウドの負担を減らし、パフォーマンスを最適化する

特定非営利活動法人エルピーアイジャパン: 技術者認定試験はどうやって開発されるのか!?

会社概要・自己紹介

  • 安良岡直希: 非営利活動法人エルピーアイジャパン(NPO LPI Japan)の代表
    大学での信号処理学習、楽器メーカーでの組み込みソフトウェア開発、スタートアップでのクラウドとIoTの経験を持つ

発表内容

  • オープンテクノロジーの技術者に対する認定試験の実施を行っていること、特にベンダー中立性を強調
  • 新しい認定試験「リナックシステムアーキテクト」についての詳細説明。この認定はLinuxサーティフィケーションの一環として、クラウド時代のITエンジニアに求められる技術を広範囲に問う設計となっている

まとめ

  • 認定試験の開発プロセスには、出題範囲の決定、問題作成、技術トピックの選択など複数の段階が含まれること
  • 試験開発には多くのボランティアの技術者が協力しており、その過程で得られる洞察や学びが多いこと
  • 試験の課題作成とその公正性を保証するために、多角的なレビューやコミュニティフィードバックを重要視していること

基調講演: クラウドを作る会社の作り方

会社概要・自己紹介

  • 田中邦裕: 28年前にさくらインターネット株式会社を創業し、代表取締役社長を務める
    幼少期から機械いじりが好きで、特にロボットコンテストへの興味が強かった
    学生時代はプログラミングコンテストに参加し、技術への興味を深め、最終的にエンジニアへの道を選択

発表内容

  • エンジニアから経営者になるまでの経験と、その過程で得た学びについて語る
  • インフラとクラウドサービスの開発について、具体的な事例とチャレンジを共有
  • 技術者としてのアイデンティティを保ちつつ、経営者として企業を成長させる方法について詳述

まとめ

  • サーバーとインフラの構築を通じて、技術者としての情熱を持続させている
  • 現在はデジタルインフラ分野でのリーダーを目指し、持続可能な成長と社会への貢献を重視
  • 新しい技術の導入と革新によって、業界での地位を確立し、さらなる事業拡大を図る

メシウス株式会社: あなたのアーキテクチャを拡張する高機能コンポーネント導入のススメ

会社概要・自己紹介

  • メシウス株式会社: (旧名:グレープシティ株式会社)
    ビジネスライブラリーの開発・販売を主軸に30年以上の実績
    高機能ライブラリーを通じて、業務システムやアプリケーションの開発をサポート
    顧客基盤は8万5千以上に及ぶ
  • 村上功光:Developer Solutions事業部 マーケティング部長

発表内容

  • 高機能コンポーネントの導入

    • 業務アプリケーションの開発に適したライブラリーの提供
    • 開発者が容易に使えるUIや機能をライブラリーで提供
    • 開発デモの紹介
  • ノーコード・ローコード開発の促進

    • 2025年までに企業の新規アプリケーションの70%がローコードまたはノーコードを使用するとの予測
    • ノーコード・ローコード開発ツールのメリットと懸念点の解説
    • カスタム機能と組み合わせることで、より高度な要件に対応
  • スクラッチ開発の利点と組み合わせ戦略

    • スクラッチ開発の柔軟性を活かしつつ、コンポーネントの利用で開発効率を向上
    • ハイブリッド開発アプローチを提案、既存のツールとスクラッチ開発の組み合わせによるソリューション

まとめ

  • メシウス株式会社は、ノーコード・ローコード開発とスクラッチ開発を組み合わせることで、ソフトウェア開発の新しい可能性を提示
  • 高機能コンポーネントの導入により、複雑性や柔軟性の問題を解決し、より効率的な開発が可能に
  • このアプローチにより、多様な開発ニーズに対応し、高品質なソフトウェアを迅速に提供することができる

株式会社 PE-BANK: 「ボッチ開発」・・・ぼくが考えた最高のエンジニアライフプランについて

会社概要・自己紹介

  • 株式会社PE-BANK: ITエンジニア専門の人材エージェント、フリーランスのエンジニアをサポート
  • 進藤千晶: インタビューアー、インタビュー対象はフリーランスエンジニアの内城瑛さん
  • 内城瑛: 新卒で大手企業に入社後、約5年間勤務し、2022年1月にフリーランスとして独立

発表内容

  • フリーランスとして独立した経緯と、フリーランスで働くメリットについての体験談
  • 「ボッチ開発」とは、リモートワークを活用し、田舎でのんびりとエンジニアライフを送る新しい働き方の提案
  • 会社員時代と比較し、フリーランスになって技術の幅が広がり、PythonやReact、AWSといった最新技術を用いたプロジェクトに取り組むようになった事例

まとめ

  • フリーランスへの転身により、収入が向上し、生活の質も改善された。特に、会社員時代に比べて収入が1.5倍から1.8倍に増加
  • ボッチ開発を通じて得られる自由と、好きな技術を追求できる環境のメリットを強調
  • フリーランスとしての孤独やプロジェクトの不安定さなどのデメリットを認識し、それらに対処する方法を共有。例えば、人材エージェントの活用、確定申告のサポート、フリーランス向けの社会的な支援制度の利用などが助けになると解説

基調講演: 成功への道は直線ではない - 教科書には載っていないプロダクトマネジメント

会社概要・自己紹介

  • 小城久美子

    • 所属:ソフトバンク株式会社 / SB Intuitions株式会社
    • 職務:生成AIの開発に従事し、そのプラットフォームのプロダクトマネジメントリードを務める
    • その他:プロダクトマネジメントの啓蒙活動も個人的に行っている
  • 飯沼 亜紀

    • 所属:キャディ株式会社
    • 職務:プロダクトマネージャーとして、特に製造業向け図面管理プロダクトの開発を担当
    • 経歴:プロダクトマネージャーとして10年以上の経験があり、教科書に書かれていないプロダクトマネジメントの実践から得た知見を持つ

発表内容

  • 小城久美子

    • 主題:教科書に書かれていないプロダクトマネジメントについての深掘り
    • 内容:具体的なAI生成プラットフォームの開発過程を事例として、理論だけでなく現場での応用に焦点を当てたプロダクトマネジメントの実践方法を説明
    • 目的:プロダクトマネジメントを教科書の枠を超えて、現実の問題解決にどう活かすかを解説
  • 飯沼 亜紀

    • 主題:実体験に基づくプロダクトマネジメントの課題と解決策
    • 内容:長年の経験から得た、教科書通りにはいかないプロダクトマネジメントの現場の課題についての洞察を共有
    • 目的:プロダクトマネジメントの理論と現場でのギャップに対処するための具体的な方法と思考を提供

まとめ

  • プロダクトマネジメントにおける実践的な課題とその対策方法について聞くことができた
  • 教科書には載っていない貴重な現場の知識と経験を聞くことができた
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