はじめに
この記事では、ネットワークプロトコルアナライザ「Wireshark」をWindows環境にインストールする手順を解説します。
Wiresharkはネットワークのトラブルシューティングやプロトコル学習、セキュリティ分析、アプリ開発など幅広い用途で利用される強力なツールです。
1. ダウンロード
- 公式サイト(Wireshark Downloadページ)にアクセスします。
- 「Stable Release」欄から「Windows x64 Installer」など、自分のOSに合ったインストーラーを選びダウンロードします。
- 例:
Wireshark-4.4.6-x64.exe
- 例:
2. インストール手順
(1) インストーラーの起動
- ダウンロードしたインストーラー(例:
Wireshark-4.4.6-x64.exe
)をダブルクリックして起動します。 - ユーザーアカウント制御が表示された場合は「はい」を選択します。
(2) セットアップウィザード
- 「Welcome」画面で「Next」をクリックします。
(3) ライセンス同意
- ライセンス契約書が表示されるので内容を確認し、「I Agree」または「Noted」をクリックします。
(4) コンポーネント選択
- インストールする機能の選択画面が表示されます。通常はデフォルトのままでOKです。
- 必要に応じて「デスクトップショートカット」や「スタートメニューショートカット」などを選択できます。
-
.pcapng
ファイルの関連付けもそのままで問題ありません。 - 「Next」をクリックします。
(5) 追加タスク・ドライバの選択
- Npcapのインストール(ネットワークキャプチャ用ドライバ)は必須です。デフォルトでチェックが入っています。
- USBPcap(USB通信キャプチャ用)は必要に応じてチェックしてください。
- 「Next」をクリックします。
(6) インストール先の指定
- インストール先フォルダを選択します。特に理由がなければデフォルトで「Next」。
(7) インストール開始
- 設定内容を確認し、「Install」をクリックしてインストールを開始します。
(8) Npcapのセットアップ
- インストール途中でNpcapのセットアップウィザードが起動します。
- ライセンスに同意し、「Install」をクリックします。
- インストールが完了したら「Finish」をクリック。
(9) インストール完了
- Wiresharkのインストールが終わったら「Next」をクリックし、最後に「Finish」でセットアップウィザードを閉じます。
- 必要に応じてPCの再起動を求められる場合があります。
3. 起動と初期設定
- スタートメニューやデスクトップのショートカットからWiresharkを起動します。
- 初回起動時はネットワークインターフェースの一覧が表示されます。キャプチャしたいインターフェースを選択して「Start」をクリックすれば、すぐにパケットキャプチャが始まります。
まとめ
- Wiresharkは公式サイトからインストーラーをダウンロードし、ウィザードに従って進めるだけで簡単にインストールできます。
- Npcapドライバは必ずインストールしてください。
- インストール後は、ネットワークインターフェースを選択してキャプチャを開始できます。
Wiresharkはネットワークの学習やトラブルシューティングに非常に役立つツールです。インストールが完了したら、実際にキャプチャを試してネットワークの動きを観察してみましょう!