Pythonで作る簡単ゲーム5選
はじめに
Pythonはシンプルな文法と豊富なライブラリのおかげで、初心者でも手軽にゲーム作りを楽しめるプログラミング言語です。この記事では、Python初心者でも取り組みやすい「簡単ゲーム」を5つ厳選して紹介します。すべて無料で始められ、学びながら楽しめるものばかりです。
1. 数当てゲーム(Number Guessing Game)
概要
コンピュータがランダムに選んだ数字を、プレイヤーが当てるシンプルなゲームです。ヒントとして「大きい」「小さい」を表示しながら進めます。
ポイント
- 標準ライブラリだけで作成可能
- 入力・条件分岐・ループの基礎を学べる
サンプルコード
import random
answer = random.randint(1, 100)
while True:
guess = int(input("1〜100の数字を当ててください: "))
if guess answer:
print("もっと小さいです")
else:
print("正解!")
break
2. じゃんけんゲーム(Rock-Paper-Scissors)
概要
プレイヤーとコンピュータが「グー・チョキ・パー」で対戦する定番ゲームです。
ポイント
- 条件分岐や乱数の使い方を練習できる
- ゲームロジックの設計に最適
サンプルコード
import random
hands = ['グー', 'チョキ', 'パー']
player = input("グー・チョキ・パー どれを出しますか?: ")
computer = random.choice(hands)
print(f"コンピュータは{computer}を出しました")
if player == computer:
print("あいこです")
elif (player == 'グー' and computer == 'チョキ') or \
(player == 'チョキ' and computer == 'パー') or \
(player == 'パー' and computer == 'グー'):
print("あなたの勝ち!")
else:
print("あなたの負け!")
3. スイカ割りゲーム
概要
隠されたスイカの位置を推理しながら当てるゲームです。ヒントとしてスイカまでの距離が表示されます。
ポイント
- 変数・ループ・条件分岐・乱数の総合練習
- ゲーム性を工夫しやすい
サンプルコード(簡易版)
import random
suika = random.randint(1, 10)
while True:
guess = int(input("1〜10のどこにスイカがある?: "))
if guess == suika:
print("スイカ発見!おめでとう!")
break
else:
print(f"スイカまでの距離: {abs(suika - guess)}")
4. ブロック崩し(Breakout)
概要
ボールを跳ね返してブロックを壊す、昔ながらのアクションゲーム。Pythonのゲームライブラリ「Pygame」を使えば、初心者でも簡単な2Dゲームが作れます[3][6][7][8]。
ポイント
- グラフィックやアニメーションの基礎が学べる
- Pygameの導入・使い方を体験できる
Pygameインストール
pip install pygame
Pygameの使い方入門
- 画面表示、画像の描画、キーボード操作などを学べます
- 公式チュートリアルやYouTube動画も多数
5. テトリス風落ちものゲーム
概要
テトリスのようなブロックを積み上げていく落ちものゲーム。Pygameを使えば、キーボード操作や当たり判定などゲーム開発の基本を体験できます[10]。
ポイント
- ゲームループやイベント処理の理解に最適
- 少し難易度は上がるが達成感も大きい
参考
YouTubeやブログで「Pygame テトリス」などで検索すると、丁寧な解説が多数見つかります。
まとめ
Pythonは標準ライブラリだけでも十分にゲームを作れますが、Pygameのようなライブラリを使うことで、より本格的な2Dゲームにも挑戦できます。
まずはシンプルなゲームから始めて、徐々に機能を追加したり、グラフィックやサウンドを工夫してみましょう。
ゲーム作りを通して、Pythonの基礎から応用まで自然に身につけていくことができます。
ぜひこの記事を参考に、あなたもPythonで楽しいゲーム作りにチャレンジしてみてください!