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GitLabの通知をWebhookでDiscordに送信する

Last updated at 2018-11-05Posted at 2018-03-19

はじめに

DiscordはGitHubからのWebhookには対応していますが、GitLabからのWebhookには対応していません。
そこで、Google Spreadsheet を簡易 Webサーバーとして動かして、手軽にWebHookを受け取る方法を参考に、GitLabからのWebhookをGoogle Spread Sheetでいったん受け取り、Discordに対応した形に整形してからPOSTする、ということをやってみました。

できたこと

GitLabのJob eventsをトリガーにこんな感じでDiscordにメッセージを送信できました。ここでは、とりあえずジョブの名前とステータスだけ表示させていますが、もちろん他の情報も表示させることはできます。

中継サーバとなるGoogle Spread Sheetを準備する

ここの内容はほとんどGoogle Spreadsheet を簡易 Webサーバーとして動かして、手軽にWebHookを受け取る方法にあるとおりです。詳しくはこちらの記事をご参照ください。

Google Spread Sheetに空のシートを作る

http://spreadsheet.google.com にアクセスして空のシートを作ってください。

スクリプトエディタを開く

「ツール」-「スクリプトエディタ」を選んでスクリプトエディタを開いてください。

doPost()関数の用意

以下のようにスクリプトを記述します。

コード.gs

function doPost(e) {
  if (e == null || e.postData == null || e.postData.contents == null) {
    return;
  }
  var requestJSON = e.postData.contents;
  var requestObj = JSON.parse(requestJSON);
  
  date = new Date();
  mimeType = e.type;
  
  var payload = {
    "content": "```\n" + "name: " + requestObj["build_name"] + "\n" + "status: " + requestObj["build_status"] + "```"
  };
  
  var options = {
    "method": "post",
    "contentType": "application/json",
    "payload": JSON.stringify(payload)
  };
  var url = "DsicordのWebhook　URL"
  UrlFetchApp.fetch(url, options);
}

var url = "DsicordのWebhook　URL"のところはあとで説明します。

他のイベントやRequest bodyに関する情報はGitLabの公式ページよりご確認ください。
object_kindに応じて場合分けすれば、Job Events以外のイベントをトリガーにできるかと思います。
また、Discordに送信したい内容に応じて、payloadのcontentを加工してください。

Discord側の仕様としては、とりあえずcontent内にメッセージを突っ込んでおけばよさそうです。