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ファイルを探す[findとlocate]

Last updated at Posted at 2014-03-11

Linux(我が家の環境ではUbuntu12.04)でファイルをサクっと検索したい場合に何を使うか
長らく自分はfindを使っていたが、どうもlocateの方が高速だし手軽らしいという話を聞きつけた。

#なんとなく調べてみた感じ
##find

  • 検索オプションが豊富
  • だから色々柔軟に検索できる(しやすい)
  • 遅い

##locate

  • findに比べて検索オプションが貧弱(調べ不足?)
  • 速い

#遅いとか速いとかどうしてなの

  • findではその場でストレージにアクセスし検索する
  • 対してlocateでは事前に作成したデータベースを元に検索する

##つまり

  • findは新しいファイルに即座に対応できる
  • locateは新しいファイルに対応できない代わりに検索が高速

#動作

find / -name '*hoge*'
locate hoge
  • これで同じ動作。locate使ったほうが入力も楽だしよくね、っていう
  • findでは検索する場所を指定している(第1引数/)のに対してlocateでは指定していない
  • locateではデフォルトで/から検索する
  • locateを用いて/以外から検索したい場合については後述

#検索するデータベースってどのタイミングで作られるの

  • /etc/cron.daily/mlocateで作られている
  • cron.dailyなので実行タイミングに起動してないと作成されない
  • /etc/crontabを確認し実行タイミングを見ておく
  • 手動でやりたければ# updatedbする

#/以外から検索したいとき
##データベースを作る

  • 検索したい場所のデータベースを別個で作る
# updatedb -U /hoge/ -o /path/to/database.db

これで/hoge/のデータベースが/path/to/databse.dbとして作成される。
ちなみに標準のデータベースは/var/lib/mlocate/mlocate.dbにある

  • updatedbはスーパーユーザ権限で実行する必要がある。#でなく$で実行するとこんな感じ
$ updatedb -U ~/ -o ~/hoge.db
updatedb: can not change group of file `/home/tea/hoge.db.9XvzA2' to `mlocate': Operation not permitted
  • 使用するデータベースを変更してlocateする
$ locate -d /path/to/database.db hoge

-dオプションでデータベースを指定するだけ

##めんどくさいんだけど…

  • locateの結果をgrepでもすればいいじゃない
$ locate hoge | grep '/home/hogehoge/'

#まとめ

  • 頻繁にファイルが増えたり消えたりする場合にはfindを使ったほうが良い
  • あんま変動しないとこならlocate
  • ただしデフォルトでは常に/から検索されるので注意(無駄も含まれる)
  • データベースを別個に作成してもいいけどパイプでgrepとかに渡してやれば簡単

#追記

  • findだと権限持ってないところを検索できない
$ find /etc/webmin -name '*webmin*'
/etc/webmin
find: `/etc/webmin/dovecot': 許可がありません
find: `/etc/webmin/fsdump': 許可がありません
find: `/etc/webmin/openslp': 許可がありません
以下略
  • locateだと権限持ってないユーザで実行しても検索できる
$ locate webmin | grep /etc/webmin
/etc/webmin
/etc/webmin/acl
/etc/webmin/adsl-client
以下略
  • Webminを使った意味は特にないです
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