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NIJIBOXAdvent Calendar 2020

Day 6

CSS の縦書きで数字が横向きになってイライラしたら

Last updated at Posted at 2020-12-05

text-combine-upright: all;

真っ直ぐ立てるように道を示してやりましょう。

<div>デーモン小暮閣下の生年月日は紀元前<span>98038</span><span>11</span><span>10</span></div>
div {
  writing-mode: vertical-rl;
}
span {
  text-combine-upright: all;
}
😡 🤗
image.png image.png

text-combine-upright プロパティ

一文字分(1em)の空間に挿入する文字の組み合わせを定義する事ができます。
値には none(初期値) / all / digits <integer>? を入れる事ができますが、digits <integer>?はモダンブラウザではサポートされていません。

今回は<span>タグにtext-combine-upright: all;を指定したため、<span></span>で囲まれたテキストを1em分の空間に縦向きに収める事ができました。
デーモン閣下もにっこりですね🤗

青空文庫を縦書きで読みたい

だって日本人だから!

www.aozora.gr.jp_cards_001265_files_46817_24670.html (1).png
引用: https://www.aozora.gr.jp/cards/001265/files/46817_24670.html

body {
  writing-mode: vertical-rl;
}

www.aozora.gr.jp_cards_001265_files_46817_24670.html (3).png

www.aozora.gr.jp_cards_001265_files_46817_24670.html (6).png
おとなってやっぱり変だ😡
半角英数を span 囲んで text-combine-upright: all; 😡😡😡

<span class="caption">〈しょうわくせい<span class=“otachinasai”>B612</span>の王子くん。〉</span><br>
<br>
 といっても、大げさにいうほどのことでもない。ごぞんじのとおり、ちきゅう、もくせい、かせい、きんせいみたいに名まえのある大きな星のほかに、ぼうえんきょうでもたまにしか見えないちいさなものも、なん<span class="otachinasai">10000</span>ばいとある。たとえばそういったものがひとつ、星はかせに見つかると、ばんごうでよばれることになる。〈しょうわくせい<span class="otachinasai">325</span>〉というかんじで。<br>
 ちゃんとしたわけがあって、王子くんおすまいの星は、しょうわくせい<span class="otachinasai">B612</span>だと、ぼくはおもう。前にも、<span class="otachinasai">1909</span>年に、ぼうえんきょうをのぞいていたトルコの星はかせが、その星を見つけている。
.otachinasai {
   text-combine-upright: all;
}

www.aozora.gr.jp_cards_001265_files_46817_24670.html (11).png
違う、そうじゃない🙃

<span class="caption">〈しょうわくせい<span class="otachinasai">B</span><span class="otachinasai">6</span><span class="otachinasai">1</span><span class="otachinasai">2</span>の王子くん。〉</span><br>
<br>
 といっても、大げさにいうほどのことでもない。ごぞんじのとおり、ちきゅう、もくせい、かせい、きんせいみたいに名まえのある大きな星のほかに、ぼうえんきょうでもたまにしか見えないちいさなものも、なん<span class="otachinasai">1</span><span class="otachinasai">0</span><span class="otachinasai">0</span><span class="otachinasai">0</span><span class="otachinasai">0</span>ばいとある。たとえばそういったものがひとつ、星はかせに見つかると、ばんごうでよばれることになる。〈しょうわくせい<span class="otachinasai">3</span><span class="otachinasai">2</span><span class="otachinasai">5</span>〉というかんじで。<br>
 ちゃんとしたわけがあって、王子くんおすまいの星は、しょうわくせい<span class="otachinasai">B</span><span class="otachinasai">6</span><span class="otachinasai">1</span><span class="otachinasai">2</span>だと、ぼくはおもう。前にも、<span class="otachinasai">1</span><span class="otachinasai">9</span><span class="otachinasai">0</span><span class="otachinasai">9</span>年に、ぼうえんきょうをのぞいていたトルコの星はかせが、その星を見つけている。
.otachinasai {
   text-combine-upright: all;
}

www.aozora.gr.jp_cards_001265_files_46817_24670.html (10).png

一つ一つ丁寧に<span>タグで囲みました。
でも流石に全部をいちいち囲むなんてやっていられない😡

text-orientation プロパティ

行内のテキストの向きが設定できるプロパティです。
IE11には対応していないため、IE11を使用している場合はIE11を使用するのはやめましょう。
text-orientation: upright;を使用すると、縦書きの際に横書きのみの文字(今回だと半角英数)を正立に配置してくれます。

<span class="caption">〈しょうわくせいB612の王子くん。〉</span><br>
<br>
 といっても、大げさにいうほどのことでもない。ごぞんじのとおり、ちきゅう、もくせい、かせい、きんせいみたいに名まえのある大きな星のほかに、ぼうえんきょうでもたまにしか見えないちいさなものも、なん10000ばいとある。たとえばそういったものがひとつ、星はかせに見つかると、ばんごうでよばれることになる。〈しょうわくせい325〉というかんじで。<br>
 ちゃんとしたわけがあって、王子くんおすまいの星は、しょうわくせいB612だと、ぼくはおもう。前にも、1909年に、ぼうえんきょうをのぞいていたトルコの星はかせが、その星を見つけている。

body {
  writing-mode: vertical-rl;
  text-orientation: upright;
}

www.aozora.gr.jp_cards_001265_files_46817_24670.html (12).png

簡単に一文字ずつ縦向きできたので、これで心安らかにして読めますね🤗

参考

https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS/text-combine-upright
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS/text-orientation

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