背景
コマンドプロンプトなどから実行ファイルを起動したいとき、実行ファイルによってはパスの追加が必要になる。Rを例にパスの追加方法を記載する。
Rがインストールされていてもパスが追加されていなければ、コマンドプロンプトからは実行できない。
環境
OS: Windows 10 Pro (10.0.19043)
R: 4.1.2 (2021-11-01)
方法
1. 実行ファイルのパスの確認
ショートカットアイコンや検索バーにて実行ファイルを選択し、右クリック→ファイルの場所を開く→プロパティで実行ファイルのパスを確認できる。
実行ファイルが含まれるフォルダのパスをコピーする(図の場合は「C:\Program Files\R\R-4.1.2\bin\x64\」)。
2. パスの追加
「設定」の検索バーに「path」と入力し「環境変数を編集」をクリックする。
「ユーザー環境変数」のPathを選択し「編集」をクリック
※システム環境変数はコンピュータの全ユーザーに影響するため、基本的にはユーザー環境変数を編集する方が無難です。
先ほどコピーしたRの実行ファイルのパスを貼り付ける。OKをクリック。
結果
コマンドプロンプトを再起動し「R」と打つとRが起動する。plot関数による作図はポップアップで表示される。
このように、RやRstudioを起動せずともコマンドプロンプト上でRスクリプトから計算や作図を行うことができます。
※コマンドプロンプトやターミナルからRスクリプトを実行する方法は下記の記事を参照してください(記事内ではmacのターミナルで実行していますがWindowsでもほぼ同様のはず)。