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SRAM SRM2B256SLMX55読み書き方法

Last updated at Posted at 2020-09-19
\def\textlarge#1{%
  {\rm\Large #1}
}
\def\textsmall#1{%
  {\rm\scriptsize #1}
}

##1、SRAMをいじる
SRM2B256SLMX55でデータの読み書きができたので方法をメモとして残します。
初めてSRAMをいじりました。自分なりにわかったことを書いていますので、間違いがあるかもしれません

やったこと
・ピンの仕様、読み書きの方法をまとめる
・本来はICをで行う操作を手動で行えるように回路を作成。動作を確認しました。

##2、仕様
### (1)ピンについて
   ピンは28個あります。
   image.png

#### ・A0~A14
   読み書き先のアドレスを指定するためのピン
#### ・I/O1~I/O8
   読み込み時は出力ピン、書き込み時は入力ピンとして使用する
#### ・CS
   複数SRAMがある場合どのSRAMを操作するかを指定するピン。
   普段はHighe、操作する際はLowにする。1つしか操作対象がなければLow固定でもよい
#### ・WE
   書き込みする際に使用する。
   普段はHighe、登録する際はLowにする(CSがLowのときしか有効でない)
   Lowにした時のI/Oの値が指定したアドレスに登録される
#### ・OE
   読み取りする際に使用する。
   普段はHighe、読み取りする際はLowにする(CSがLowのときしか有効でない)
   Lowにした時、指定したアドレスに登録されているデータをI/Oに出力する
### (2)アドレスについて
  意識する必要は無いように思いますが、アドレスはXとYで指定しているようです。
  
  例:下記画像はX=5、Y=3のアドレスを指定しています。        
  
  image.png
                         ※1はHight 0はLow

  指定したアドレスのセルに1byte(8bit)のデータが記録できます。
  image.png

### (3)書き込み方法
   0、すべて初期状態にする
    CS、WE、OEはHight
    A0~A14、I/O1~I/O8はLOW
    image.png

   ⅰ、操作するアドレスセット
     A0~A14にアドレスを指定
     image.png

   ⅱ、登録データセット
     I/O1~I/O8にデータをセット
     image.png

   ⅲ、書き込みを支持指示
     CS、WEをLOWにする
     ここで指定されたアドレスへデータが書き込まれる
     image.png

   ⅳ、すべて初期状態にする
    CS、WE、OEはHight
    A0~A14、I/O1~I/O8はLOW

     image.png

### (4)読み取り方法
   0、すべて初期状態にする
    CS、WE、OEはHight
    A0~A14、I/O1~I/O8はLOW
    
   ⅰ、A0~A14にアドレスを指定
                     例:X=5、Y=3を指定
                     image.png
    
   ⅱ、CS、OEをLOWにする
     ここで指定されたアドレスのデータが出力される
                     例:登録されていたデータ3が出力される
                     image.png
    
   ⅲ、CS、OEをHightに戻す

   image.png

##3、作成した回路
   ユニバーサル基板へ実装
   image.png
   回路は参考サイトの回路ほぼまんまです。抵抗は全て10KΩ、適当にあったLED。電源電圧は4.5V。
   image.png
   上図の水色枠の拡大です。プルアップ回路が付いています。
   image.png
   上図の緑枠の拡大です。プルダウン回路が付いています。
   image.png

##4、動作確認
  書き込み
   アドレスに00000001000001を指定。I/Oに00000001セット。
   image.png
   CSとWE押下で書き込み
   image.png
  読み取り
   アドレスに00000001000001を指定。I/Oに初期値の00000000セット。
   image.png
   CSとOEを押下すると登録した値がI/Oに出力される
   image.png

##5、おわりに
SRAM名前は聞いたことがありましたが、実際どのように動いているのかは知りませんでした。
今回ソフトを使わず、手動でデータの読み書きを行うことで楽しく動作を知ることができました。
参考サイト様に感謝です。

参考にしたサイト
[1] http://7ujm.net/micro/SRAM/SRAM.html

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