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14 分で JavaScript 入門

Last updated at Posted at 2019-05-26

JavaScript はプログラミング入門に最適な言語である

以前、プログラミング初心者にお勧めする入門用言語という記事で自分の考えを詳しく解説したのですが、JavaScript はプログラミングを初めてやる人にとてもお勧めの言語です。ただ具体的にどのようにプログラミングを始めたら良いかという事については、その記事ではあまり触れることはありませんでした。

そんな中、その記事でも少し触れたのですが、JavaScript in 14 minutes という素晴らしいサイトがあります。これは Jeremy Thomas さんという方が作ったコンテンツで、本当の本当に初めてプログラミングに取り組む人がスムーズに学べるように、とてもよく考えられています。JavaScript でプログラミング入門をするのであればこれほど良い最初の教材はないのですが、そこはやはり英語の壁があって、日本語話者に広く学んでもらうのは難しいなと思っていました。

14 分で JavaScript 入門!

その記事で書いた自分の理想をより進めるために、いっその事そのサイトを日本語に翻訳して公開してしまえばいいと考えました。そこで Jeremy さんに連絡を取り、許可をもらって自分のドメインで公開したのがこの 14 分で JavaScript 入門というサイトになります。

このサイトは JavaScript 入門を謳ってはいるものの、実質的にはプログラミング入門といって差し支えない内容です。従って、JavaScript に限らず例えば関数や変数、配列がどういったものか知っていたり、ある程度プログラムを書いたことがある人にはとても退屈な内容だと思います。あくまで人生で初めてプログラミングに触れるような人が対象です。

以前の記事の締めに「この記事をきっかけとして一人でも多くの人がプログラミングを楽しんでくれると嬉しい」と書きましたが、今回の 14 分で JavaScript 入門についてもはやり、このサイトをきっかけとして一人でも多くの人がプログラミングを楽しんでくれると嬉しいなと思います。

サイトの技術的な話

このサイトを作るにあたってまず最初にオリジナルのリポジトリをローカルにクローンしました。そしてざっくりとコードを読んでみたものの、最初はどうやら何らかのテンプレートエンジンを使用して静的サイトを作っているっぽい事以外よく分かりませんでした。

そこでテンプレートファイルの中に含まれている制御構文のうちやや特徴的なキーワードや、恐らくそのテンプレートエンジンの標準に従っているであろうディレクトリ名などを検索して、Jekyll を使っていることを突き止めました。これは Ruby で書かれた静的サイトジェネレータで、そこまで分かったら、ローカルのリポジトリ上で改変したサイトを動かすまではすぐでした。

ここで技術的な面では翻訳を進める目処が付いたので Jeremy さんに許可を取り付けて、そこから先、長〜いなが〜〜〜い翻訳の苦労があるのですが、そこは技術的な話では無いので割愛します。最終的に翻訳が完了した時点でオリジナルをフォークして差分をプッシュしました。

さて、翻訳が完了して静的なサイトをどこでホストするか、という話になるのですが、今回は Google Cloud 上で Node を動かしてホストしています。これ実は、デフォルトのまま運用しようとすると、うっかり警告無しに課金が発生してしまう可能性があったりするので、無料の範囲内で安全に使うにはちょっとコツがあるのですが、それはまた需要があれば別の記事にでもまとめることにしましょう。Node を利用して静的なサイトをホストしつつ、無料で済ませてかつ独自ドメイン HTTPS で公開する方法、とか需要ありそうですよね。

なお、Jekyll で静的サイトを生成したり、そこで作成されたものを Google Cloud にデプロイする基本的な方法なんかは、リポジトリ上の package.json やテンプレートファイルを見てもらえば雰囲気で分かると思うので、興味のある方はご覧下さい。

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