IMAP4メールクライアントアプリケーションの制作がてら、TeraTermでIMAP4サーバの操作をしてみました。
リファレンス
@ ITさんの連載
注意点
- IMAP4プロトコルでは、行の区切りは CR+LF です。TeraTermの初期設定では改行コードがCR+LFになっていないはずなので、「設定」メニューの「端末」から送信・受信とも改行コードを CR+LF に設定する必要があります(でないと、最初の応答メッセージのあと、コマンドを入力しても応答がなく固まります)同じく、ローカルエコーを有効にして、自分が入力した内容を表示させることがおすすめです。
メモ
- パスワードなどの文字列中に括弧が含まれると解析に失敗してエラーが返されてしまいます。その場合、パスワードなどを "" で囲むと大丈夫です。
- STOREコマンドでつけられるフラグのうち、¥Deletedも恒久的とされ、LOGOUT(TCP接続解除)して再びログインしたあとも¥Deletedフラグはついたままです。この点、POP3プロトコルのDELEコマンドとは異なります。
- STOREコマンドでメッセージに¥Deleted をつけると、同時接続中のThunderbirdなどではその段階でメッセージ一覧から消えます。コマンドを発行したクライアントだけではなく、同じ対象へ接続している各IMAP4クライアントへ、変更された内容が一斉配信されるようです。ちなみに
¥Deletedフラグを消すと、そのメッセージは一覧に復活します。完全に削除してストレージ使用量を減らすには、¥DeletedフラグをつけてからEXPUNGEコマンドを発行します。 - EXPUNGEコマンドの効果は、SELECTコマンドで選択中のメールボックス内のみです。
- SEARCHコマンドのBEFOREオプションやSINCEオプションで指定する年月日の書式は、日付-月英略称-年(例:1-Jan-2018)です。(ご参考)