以前、プログラム品質管理ツールSonarQubeに関する記事を投稿しました。
今回はその関連です。
概要
SonarQubeの開発を行っているSonarSource社は、各種IDE向けのSonarLintというツールも開発しています。これらはプラグイン形式で提供されており、SonarQubeのソース静的解析(Analyze)機能と同等のことをIDE上から利用できるようになっています。
2016年7月現在、Eclipse、IntelliJ IDEA、Visual Studio向けのプラグインと、SonarLint for Command Lineというコマンドラインツールが提供されているようです。
今回はIntelliJ IDEAのプラグインを試してみます。
前提
- IntelliJ IDEA ULTIMATE 14.1.3
- SonarLint 2.2
- SonarQube 5.6
セットアップから利用まで
セットアップ
-
公式サイトからIntelliJ IDEA用プラグインをダウンロードします。
-
IntelliJ IDEAで
Settings -> Plugins
を表示します。 -
Install Plugin from disk
からダウンロードしたzipファイルを選択します。
セットアップはこれだけです。
検証
- 対象のソースをエディタで開き、コンテキストメニューから
Analyize this file with SonarLint
を選択します。
- SonarLintタブに検証結果が表示されます。
- 指摘事項を修正後ソースを保存すると即座に再解析され、SonarLintタブの指摘一覧に反映されます。
- エディタで新たにファイルを開く度に解析が行われています。(logタブ)
SonarQubeとの連携 (Connected Mode)
まとめ
ある程度の規模かつ複数人での開発の場合は、SonarQubeサーバー一箇所で解析・チェック内容を定義したうえで、IDEからConnected Modeで利用するという運用が良さそうに思います。
今回は載せていませんが、IntelliJ IDEAのPHPプラグイン上でも静的解析が行われることが確認できました。