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元中学高校講師がICT技術を本格的に学ぶために修行中

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はじめに

はじめまして。私の名前はこんちゃんです。もちろんあだ名に決まってます。昔からずっとこんちゃんと呼ばれているのでこちらでもその名前を使っています。

自己紹介としてQiitaの投稿の練習も兼ねて投稿します。

自己について

  • 年齢 30代前半
  • 出身 静岡で生まれ育ち、高校卒業まで静岡にいました。
  • 経歴 高校・中学の理科講師として7年勤務 現在はスキルアップを目指してプログラミングの修行中
  • できること ExcelのVBAを使った簡単な事務処理ツールの作成

大学の工業化学を卒業して数年ぶらぶらとした後、静岡の公立高校でパートの理科講師として働き始めました。学生時代京都にいたことから縁があり、大阪の私立中高でフルタイムで働きだし2校に3年ずつ勤務しました。理科の授業・クラブ顧問・クラス担任などの教員の業務全般をしていました。

最近は私立学校の20~30代のフルタイム教員はほぼ全て契約社員です。契約期間の満了を機にいったん仕事からは離れ、好きで得意なICTスキルを本格的に伸ばしたいと考えプログラミングの修行をしています。

コンピューターとの出会い

小学生のときに東芝ルポのワープロに触ったのが最初の出会いです。ワープロで文書を使りたくとも得意でない父に頼まれて文書を作っていました。

中学生になった1999年のころ、家に初めてのコンピューターが来てインターネットが使えるようになりました。富士通のWindows 98のパソコンでタッチおじさんメール、GAMEPACKなど入っていました。ウェブページで色々な情報にアクセスできることに驚きを感じました。

当時はISDNで、月二十何時間ほどの接続に抑えていたこと、ページを読み込んではオフラインにしたことなど良い思い出です。ジオシティーズで個人のウェブサイトをもつのが流行っていた中、私もメモ帳でHTMLを記述して自分でウェブページを作っていました。ウェブページがメモ帳で作られることを不思議に思っていました。

プログラミングの取り組み

大学に入ってからはExcelやWordを触る程度でした。プログラミングには難しそうなイメージで触れていませんでしたが、30歳過ぎた頃、テックキャンプを見つけ月額コースを見つけてウェブアプリを学びました。取り組んでみると自分の思い描いたようにコンピューターが動くことを面白く感じるようになりました。

仕事が忙しくいったんテックキャンプをやめましたが、実務に役立てられるよう昨年12月からExcel VBAを独学を始めました。仕事をやめた4月からはProgateでWebアプリケーションの学習し、7月からはテックキャンプのウェブエンジニアの転職コースで学んでいます。

プログラミングを本格的に学ぶ目的

  • 学校の現場では事務作業が効率化されていないため、多忙な教員の業務をICTを用いて改善を提案できるようになりたい
  • プログラミングのできる教員はほとんどいないため、プログラミングを通して普通の教員とは違うことのできる人になりたい
  • 家業の経理事務や学校での遅刻生徒の対応業務を効率化したことから、さらに幅の広いことができるようになりたい

学校の現場は紙ベースでアナログな仕事が非常に多くあります。ほとんどの教員は授業や生徒の指導のための準備には熱心でも業務の効率化にはあまり関心がないか、関心があっても具体的な改善をするまでには至りません。

生徒や保護者・教員間で何らかのアンケートを行う場合でも、印刷・配付・回収を行って手書きのデータを何時間もかけてコンピューターに手入力するのが普通です。最近のIT企業がGoogleフォームを使っているのとは対照的です。良くも悪くも愚直に仕事をする人が多く、こつこつと地道に作業することをいとわないのです。

年配の教員は新しい方法で仕事を効率化することに積極的ではありませんが、20代・30代の若い教員は新しい技術を用いて業務を改善しようとすることに前向きな人もいます。深刻ではない内容のアンケートについてはGoogleフォームで行うといった取り組みは、若い人を中心に見られます。

私の体感では、プログラミングのできる教員は、10人に1人いるかどうかといった感じです。教員の業界ではExcelの簡単なマクロさえできれば大きなアドバンテージを持つことができます。天邪鬼の私はプログラミングができれば人と違うことができると考え、変わった違った道を進んでいます。

プログラミングに興味をもったきっかけ

家の経理事務と学校の遅刻生徒の対応業務を自動化したことを通して、コンピューターの秘めている可能性に感動したことがきっかけです。

経理事務の効率化

一つ目のきっかけは、家業の経理事務をExcelで効率化したことです。私の家は零細企業をしており、かつて経理は全て手作業で行っていました。決算期に数があわないこともあり、経理をしていた母が決算前に徹夜で帳簿を点検している姿を昔から目にしており気の毒に思っていました。

経理事務自体は化学の研究に比べたら難しいものではありません。

大学卒業後に私は家の経理を手伝い始めました。コンピューターで処理するには会計ソフトを使うのも良いのですが、特殊な業種のため市販のソフトは使いにくいものでした。理科系でExcelには慣れていたため、数値を入力すれば計算される仕組みを作りました。当時はまだプログラミングができなかったため、関数とExcelの機能をふんだんに組み合わせて作りました。

計算をExcelでするようにしたところ手作業のときにあった計算の間違いが一切なくなりました。また、リアルタイムで財務状況が把握できるようになりました。毎日の入力で必ず数字のそろった決算書ができるため、決算期に数値が合わず徹夜することもなくなりました。

事務作業がExcelで効率化されたことに驚きを感じました。ICTが可能性を秘めていることを感じました。このとき作ったファイルを家計簿にも応用し、7年以上複式の家計簿をつけています。

遅刻生徒の受付・集計の効率化

2つ目のきっかけは、学校の職場にて遅刻生徒の受付を簡単にするExcel VBAツールを作って業務効率化したことです。私の勤務した2校では、生徒が遅刻で登校したらその生徒には職員室で受付カードを渡すことになっていました。遅刻のごまかしができないよう、受付カードがなければ授業中に教室に遅刻で入れないようにしているのです。

遅刻の生徒が来ると、生徒には遅刻者名簿に名前・理由など記入してもらい、教員は受付カードを作ります。そこには日・時刻・学年・組・番号・生徒名・遅刻理由・対応教員名とたくさんの項目があります。受付カードは生徒に渡すため、さらに受付カードと同様の内容を記したメモを担任あてに用意します。放課後に遅刻者名簿の情報をExcelの集計ファイルに20分ほどかけて手打ちしていました。

最初の学校ではIT企業出身の教員が作ったAccessのフォームを用いて受付カードを発行していたので対応が楽でした。しかし2つ目の職場は全て手作業のため大変でした。遅刻の生徒が来る度に教員が仕事を中断して対応していました。遅刻生徒の対応に1人あたり2、3分かかります。1時間目には5分に1人のペースで遅刻の生徒が来るため、職員室にいると遅刻生徒の対応だけで時間が過ぎてしまいました。

同じ内容のカードを2枚も手書きするのは無駄が多いと考えていました。さらに遅刻生徒の対応だけで朝の1時間が終わってしまうことも非効率と思っていました。何とかこの職場でも最初の職場と同じことができないかと考えました。この職場ではAccessが使えなかったのですがExcelは使えました。Excelで同様のことができないか考え、Excel VBAで印刷や集計を自動でできる方法を考えました。

楽をしたい一心から、必死にVBAの学習本とネット記事をもとに試行錯誤しました。3か月ほど取り組み、ついに7クリックで生徒用の受付カード・担任用のメモを自動で印刷して集計するツールが完成しました。このツールを使えば1人あたりの対応は30秒で行えるようになり、効率が劇的に上がりました。また、放課後にデータを手打ちするのを待たずに、生徒の遅刻の累計回数の情報がリアルタイムで把握できるようになりました。

これらの作品はこちらで公開していますのでご笑覧ください。
http://kondo-yuhei.com/works/

プログラミングについては未熟で、コーディングや動作の改良、公開方法の改善の余地がたくさんあると思いますが、温かく見守っていただけると幸いです。

おわりに

このような場を通して情報交換や同じような取り組みをする人と交流ができると嬉しく思います。これからも学習での気付きや取り組みを発信していきます。

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