モジュールが増えてくるとロガーも必要に応じて追加しますよね。そのに落とし穴があって、ルートロガー以外にハンドラーを設定するとログの重複が発生するのです。
{
'root': {
'level': 'DEBUG',
'handlers': ['console', 'file'],
'propagate': True
},
'mod1': {
'level': 'DEBUG',
'handlers': ['console', 'file'],
},
'mod2': {
'level': 'DEBUG',
'handlers': ['console', 'file'],
},
}
こんな感じにやると、ログの重複が起こります。
ドキュメントの一番上にこのような注釈があります。
注釈 ハンドラを、あるロガー と その祖先のロガーに接続した場合、同一レコードが複数回発行される場合があります。一般的に、ハンドラを複数のロガーに接続する必要はありません。propagate 設定が True のままになっていれば、ロガーの階層において最上位にある適切なロガーにハンドラを接続するだけで、そのハンドラは全ての子孫ロガーが記録する全てのイベントを確認することができます。一般的なシナリオでは、ハンドラをルートロガーに対してのみ接続し、残りは propagate にすべて委ねます。
正しい書き方
{
'root': {
'level': 'DEBUG',
'handlers': ['console', 'file'],
'propagate': False # 推奨
},
'mod1': {
'level': 'DEBUG',
},
'mod2': {
'level': 'DEBUG',
},
}
結論
最上位のロガー(この例だとroot)に1つhandlersをセットすればよい。