前提
エンジニア一年目の経験談ということで、タスクの解像度を高めることの重要性を改めて感じたので、体験談も踏まえて共有させていただきます!
どなたかの参考になれば幸いです!
この記事は、現場に入って間もない方や初心者の方々に向けて書いています!!
タスクを細分化し解像度を上げておかないと・・・
タスクを振られた際、ほとんどの場合、工数の見積もりを行ってから開発に入ると思います。
例えば、「この機能の工数見積もっておいて!」「このプロジェクトの全体のスケジュール感見積もっておいて!」などを振られるかと思います!
この工数を出す際の解像度が低いと、以下のようなことが発生します、、
- 実装の不安とミスの増加:解像度が不十分だと、実装の可否に不安を感じ、焦りが生まれ、ミスが発生しやすくなる
- 他の案件への対応困難:工数が正確に見積もれていない、スケジュールを引けていないと、他の案件の差し込み対応ができなくなる。(スケジュール的に対応できるかわからない)
- 作業の焦り:別案件での緊急対応が必要になった際、作業に時間を割けず、さらに焦りが生まれ悪循環になる(バッファがない場合)
解決策
上記に対する解決策として、
- タスク分解の解像度を高めること
- もっと言うと実装内容の言語化
がかなり重要だなと感じています。
実際にどのように改善したか
以下のようにタスク分解の改善を行いました。
※わかりやすいようにHTMLでの例(ホームページのフロントデザイン)を示します。
Before
HTMLマークアップ:8時間
- 基本構造のマークアップ(ヘッダー、フッター、ナビゲーションなど)
- ニュース、概要、スピーカー、タイムテーブル、スポンサーなどの主要セクションの基本的なマークアップ。
これで見積もりと言っていた自分が恐ろしいです。。。。w
After
HTMLマークアップ:8時間
- 基本構造のマークアップ(ヘッダー、フッター、ナビゲーションなど)
- ニュース、概要、スピーカー、タイムテーブル、スポンサーなどの主要セクションの基本的なマークアップ。
ヘッダー、フッター、ナビゲーションのマークアップ (約2時間)
ヘッダー (<header> タグ)
ロゴ: <img> タグを使用して、サイトのロゴを配置します。alt 属性を用いて、ロゴの説明を追加
サイト名: <h1> タグを使用して、サイト名を強調表示
主要ナビゲーションリンク: <nav> タグを使用してナビゲーション領域を定義し、<ul>、<li>、<a> タグを使用してリンクのリストを作成
フッター (<footer> タグ)
著作権情報: <p> タグを使用して著作権情報を表示
追加リンク: <ul> と <li> タグを使用してリンクのリストを作成
お問い合わせ情報: <address> タグを使用して連絡先情報をマークアップ
ナビゲーション (<nav> タグ)
ドロップダウンメニュー: <select> と <option> タグを使用して、選択可能なメニュー項目を作成
レスポンシブデザイン: メディアクエリを使用して、異なるデバイスサイズに合わせてナビゲーションのスタイルを調整
主要セクションの基本的なマークアップ (約4時間)
ニュースセクション (<section> タグ)
画像: <img> タグを使用して、ニュース関連の画像を配置
テキスト: <p> タグを使用して、ニュースの説明を追加
リンク: <a> タグを使用して、詳細ページへのリンクを提供
概要セクション (<section> タグ)
概要テキスト: <p> タグを使用して、サイトやイベントの概要を説明
スピーカーセクション (<section> タグ)
写真: <img> タグを使用して、スピーカーの写真を表示
バイオグラフィー: <p> タグを使用して、スピーカーの簡単なプロフィールを記述
タイムテーブルセクション (<section> タグ)
スケジュール: <table> タグを使用して、セッションのスケジュールを表形式で表示
スポンサーセクション (<section> タグ)
スポンサーロゴ: <img> タグを使用して、スポンサー企業のロゴを表示
スポンサーリンク: <a> タグを使用して、スポンサー企業のウェブサイトへのリンクを提供
この例は、HTMLタグの記述に特化しているため容易にイメージできる内容ですが、
重要なのはどこまで詳細に書いているかです。
動詞を使って具体的にアクションを定義すること&細分化することが大切です。
まとめ
見積もりにおいて、細かなタスク分解と明確な言語化を行うことで、工数の見積もり精度が向上します。
これは、実装における不安やミスの減少、他の案件への柔軟な対応、
作業の焦りの軽減につながり、結果として品質の高いプロダクトの開発に貢献します。
人間は見えないものに対して恐怖心・焦りを感じると思います。
今回は実装という小さいスコープでの話でしたが、見えないものを見えるようにすること(努力すること)は遠回りしているようで結果として近道なんだなと思いました!
タスク分解については下記記事を参考にしてます!
ここまで、読んでいただきありがとうございました!!
参考記事