はじめに
この記事では、私が地方企業のDXを進めていく中で経験した以下内容を共有します。
DX化していく中で、同じ壁に当たっている方の解決策になれば幸いです。
- 地方DX案件に入って悩んだこと
- チームリーダからのアドバイス
- DXを進めていく上で大切なこと
あくまで、個人の見解をまとめたものです。
主語が大きく当てはまらないことも多いかと思いますので、サラッと読んでいただけますと幸いです。
読んでほしい人
- 地方企業のDX化推進を行っているエンジニア
- DXを進めていく中でユーザに使ってもらえるか悩んでいる人
前提
案件の内容
- kintoneを使用して業務用アプリケーションを作成しています。
- kintone側で補えない処理は、javascriptで処理を追加
クライアント様の背景
- クライアント様は昔ながらの会社で、40〜50代メインのメンバーが多い。
- DX化のフェーズ:情報管理を紙からデータへ移行する段階。
本題
1.悩み
DXを全く知らない私が当たった悩みを2つ挙げます:
- ユーザー様は我々の提供するシステムを使ってくれるのか?
- 従業員の方は本当にDXを必要としているのか?
2.アドバイス
上記の悩みをリーダーに相談したところ、以下のようなアドバイスをいただきました
- DXとはデジタルでトランスフォーム(改革)すること
- 人間は変化を恐れる生き物であるため、急に変化を強いるのは難しい
- DX化のメリットを伝え、変化への不安を払拭することが私たちの役割
- そのメリットを信じてもらうためには、今は目の前のことを愚直にやり切り、結果を出し続けること
- そしてクライアントからの信頼を得ることが大切
私の解釈と考え方
このアドバイスを受けて、以下のような考え方に至りました:
- DX化を進めいくためには、クライアント様との信頼関係を構築することが非常に大切。
- 信頼を得るためにはまずは、成果を出すことを意識する。
- コテ先の行動をするだけでは、信頼は得られない。(DXは進まない)
従業員さんの気持ちを考えてみました
- 現状の業務、手作業でスムーズにやれているから、無駄を感じていない、すなわち変える気がない時。
- 外からきたエンジニアがとやかく言うのは、すぐには受け入れられないし、受け入れたくないかもしれない。
- ただ、信頼している人から提案されたことなら多少なりとも、受け入れてくれるかもしれない。
私生活での無駄を想像してみてください
- 自分がいつも行っているルーティンの私生活の中に無駄がありますでしょうか?
- もし、大きな無駄があればすでに改善していますよね。
- 現状行っている、ルーティン作業は意外と改善されてますよね。
- そんな無駄がない生活に突如、「これ絶対効率化に繋がるので試してみてください!」と急に知らない人から言われたらどうでしょうか。
- すぐに受け入れるでしょうか。え?って大半の人がなりますよね。。。
反対に
- 提案してくれた人が、親友・家族だとどうでしょうか?
ちょっとやってみようかな?試してみようかな?となると思います。 - 本当にその商品が良くても、使いにくい・カッコ悪いどこの会社が作ったものかわからないときはどうでしょうか。
大切なこと
- ここで大切なのことは、誰が言うか・誰が提供しているかなのです。
- 本当に良いものを作っても、使われなかったら意味がありません。
- サービスを使われるようになるため(DX化推進する)には、使いやすさ、機能だけでなく、信頼も必要ということがわかりました。
まとめ
我々のDX推進活動は、単に技術的な課題を解決するだけでなく、信頼関係を築き、ユーザーに価値を理解してもらうことが大切です。
そのためにはまず、目の前の仕事に集中し、成果を出すことが必要です。
コテ先の行動・その場しのぎの行動をするのではなく、本気でユーザに向き合い続け、本当の価値を届けていきたいと思います!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!!!!!!