概要
某勉強会に参加してSigFoxとArduinoを使ってデータを転送するところまでやってみた。
以下2つをUSBで接続し、Arduinoにプログラムを書き込むことでデータを転送することができる。
SigFoxとは
概要
- LPWA規格の1つ
- 仏SigFox社、および各国の事業者(1社のみ)が基地局を構築
- 日本の場合は京セラ
特徴
- 各デバイスがSigFoxが管理する個別のIDを所持し、IPアドレス不要で通信
- SIMカード・アクセスポイント不要のグローバル用ネットワーク
- スループットが小さいが、通信距離が長く、消費電力が小さい
1, 2は、他のLPWA規格の通信(LoRA,Wi-SUN,...etc)と異なるかも?
3は、他の無線通信(3G/LTE、BLE,...etc)との違い
通信方法
- デバイスが複数の基地局に対してデータを転送
- 基地局のデータをSigFoxクラウドにて受信
- SigFoxクラウドが他のIoTプラットフォームへデータを転送
使用方法
実施手順
- SigFoxクラウドへアカウント登録(今回は実施せず)
- SigFoxクラウドへデバイス登録(今回は実施せず)
- Arduinoの組み立て
- Arduino IDEによるプログラムの書き込み
Arduinoの組み立て
使用したもの
- Arduino Uno R3
- USBホストシールド
- 温度センサー(ロームセンサ評価キットのものを使用)
Arduino IDEによるプログラムの書き込み
以下2つを組み合わせて使用
- SigFoxのサンプルソース (リンク切れ)
- BD1020HFV用ソフトウェア
実行結果
所感
今回は、サンプルソースの実行をしただけのため、使用する分には特に問題がなかった。(多分、ライブラリの作成とかイロイロ苦労がありそう)
実行結果を見て分かる通り、他の基地局も含めて使って何度か通信が発生している模様。
デバイスと基地局との通信品質は、契約数でデバイスの数を把握できるので、それに合わせて基地局を順次増やしていく予定なのかな?
そういえば、暗号化しているのかどうかとか、イロイロ技術的な話を聞き忘れていたのが心残り。