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XBeeのRemote AT Command Requestを使う場合の設定例

Last updated at Posted at 2015-05-09

XBeeを2台用意し、送信側(TX)から受信側(RX)にRemote AT Command Requestを送り受信側のXBeeに接続されたLEDのON/OFFを制御します

XBeeの2台の基本情報

XBee Series1を使い、Firmwareは10ecに揃えています
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TX側の設定

送信側はAPIモード(Escapeあり)にするだけです
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RX側の設定

APIモードに加え、RX側にはDIO1と2番にLEDを着けているため、D1,D2を設定します
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補足

DD: Device Type Identifier

新しいXBeeでは問題なさそうですが、古いものを使っているためか、設定を工場出荷時に戻すとDDが空のためエラーになっていました。
そのため画像のRefreshボタンを押して読み取った値をTX,RXともに書き込んでいます。
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KY: AES Encryption Key

暗号化はしないため、KYは空で問題ありません
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ATコマンド送信: XBee API Frame generator

TXから送信するデータ(API frame)を作成します。自分で組み立てることもできますが、最近のXCTUにはgeneratorが付いているのでそれを利用します。
以下の画像がDIO1にHIGHを送信する例です
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  • Frame typeはRemote AT Commandを選択
  • AT commandはASCIIでD1を入力
  • Parameter valueはHEXで05を入力。LOWの場合は04です
  • 64,16bitともにDestination addressはデフォルトのままとしていますが、RXが複数台ある場合なども考えると基本的に設定することが望ましいです。入力する場合には64-bit dest.の欄に今回の例であればRX側のMACアドレス0013A20040B0E23Fを入力します。

送信例

設定が正しく行われており、XBeeが互いに通信できていれば以下の画像のようにRequestに対してResponseが返ってきます
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うまくいかない時に確認すること

  • そもそもResponseが返ってこない場合は、XBee同士が通信できていないためTX,RXの間に障害物がある、距離が開きすぎている場合や、Destination addressを間違えているなどが考えられます。
  • Responseが返ってきてはいるがLEDなどの反応がない場合は、Responseがエラーになっていないか確認して下さい。問題なければ以下のようにStatus OKとなっています。

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